この記事の要点
シアコネクタは、鉄骨梁とRCスラブを一体化するための金具で、地震力によるずれ(せん断力)に抵抗する役割を持つ。
代表的なシアコネクタである頭付きスタッドを鉄骨梁上に溶接することで、合成梁(こうせいばり)が成立する。
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シアコネクタとは異なる部材を接合するための金具です。鉄骨造の床は鉄筋コンクリート製(スラブ)にすることが多いです。このとき、鉄骨梁の上にRCスラブを置いただけでは地震力などで「ずれる」可能性があります。よって鉄骨梁とRCスラブを一体化する目的で、鉄骨梁上にシアコネクタを溶接します。RCスラブと一体化された鉄骨梁を「合成梁」といいます。なお、鉄骨梁上に配置するシアコネクタとして「頭付きスタッド」をよく使います。
今回はシアコネクタの意味、スタッドを使う理由、鉄骨部材との関係について説明します。頭付きスタッド、合成梁の詳細は下記も参考になります。
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シアコネクタとは異なる部材を接合するための金具です。鉄骨造の床は鉄筋コンクリート製(スラブ)にすることが多いです。このとき、鉄骨梁の上にスラブを置いただけだと、地震力によりスラブがズレる可能性があります。
そこで、鉄骨梁の上にシアコネクタを溶接し、シアコネクタとスラブを一体化させることで「すらそうとする力(せん断力)」に抵抗させます。下図にシアコネクタの有無の違いを示しました。
シアコネクタによりスラブと一体化した鉄骨梁を「合成梁(ごうせいばり)」といいます。また、合成梁は「完全合成梁」と「不完全合成梁」に分けられます。詳細は下記の書籍などが参考になります。
シアコネクタには「頭付きスタッド」をよく使います。頭付きスタッドとは、下図に示す金具です。頭付きスタッドは、根巻き柱脚の鉄骨柱に打つこともあります。
頭付きスタッドの詳細は下記が参考になります。
混同しやすい用語
頭付きスタッド
頭部が丸いボルト状の金具で、シアコネクタとして鉄骨梁上に溶接して使用される部品。
シアコネクタが「スラブと梁を一体化する機能・目的」を指すのに対して、頭付きスタッドはその機能を果たす「具体的な部品」であり、シアコネクタの代表的な種類の一つである。
シアコネクタを整理した表を示します。
| 項目 | シアコネクタなし | シアコネクタあり |
|---|---|---|
| 梁とスラブの関係 | 独立(ずれが生じる) | 一体化(合成梁) |
| 地震力への抵抗 | 不十分 | せん断力に抵抗 |
| 代表的な部品 | — | 頭付きスタッド |
今回はシアコネクタについて説明しました。シアコネクタとは、異なる部材を接合する金具です。鉄骨梁の上に溶接することで、スラブと鉄骨梁を一体化できます。またシアコネクタには頭付きスタッドを使うことが多いです。下記も併せて勉強しましょう。
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試験での問われ方|管理人の一言
建築士試験では「シアコネクタ(頭付きスタッド)を用いた合成梁」の仕組みが問われます。スラブと梁のずれを防ぐ役割と、合成梁の剛性向上効果をセットで覚えましょう。