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シアコネクタとは?1分でわかる意味、スタッドを使う理由、鉄骨部材との関係

この記事の要点

シアコネクタは、鉄骨梁とRCスラブを一体化するための金具で、地震力によるずれ(せん断力)に抵抗する役割を持つ

代表的なシアコネクタである頭付きスタッドを鉄骨梁上に溶接することで、合成梁(こうせいばり)が成立する。

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シアコネクタとは異なる部材を接合するための金具です。

鉄骨造の床は鉄筋コンクリート製(スラブ)にすることが多いです。

このとき、鉄骨梁の上にRCスラブを置いただけでは地震力などで「ずれる」可能性があります。

よって鉄骨梁とRCスラブを一体化する目的で、鉄骨梁上にシアコネクタを溶接します。

RCスラブと一体化された鉄骨梁を「合成梁」といいます。

なお、鉄骨梁上に配置するシアコネクタとして「頭付きスタッド」をよく使います。


今回はシアコネクタの意味、スタッドを使う理由、鉄骨部材との関係について説明します。頭付きスタッド、合成梁の詳細は下記も参考になります。

頭付きスタッドとは|材質・規格(JIS B1198)・合成梁の仕組み

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シアコネクタとは?スタッドを使う理由、鉄骨部材の関係

シアコネクタとは異なる部材を接合するための金具です。鉄骨造の床は鉄筋コンクリート製(スラブ)にすることが多いです。このとき、鉄骨梁の上にスラブを置いただけだと、地震力によりスラブがズレる可能性があります。


そこで、鉄骨梁の上にシアコネクタを溶接し、シアコネクタとスラブを一体化させることで「すらそうとする力(せん断力)」に抵抗させます。下図にシアコネクタの有無の違いを示しました。


シアコネクタと鉄骨部材の関係


シアコネクタによりスラブと一体化した鉄骨梁を「合成梁(ごうせいばり)」といいます。また、合成梁は「完全合成梁」と「不完全合成梁」に分けられます。詳細は下記の書籍などが参考になります。

各種合成構造設計指針・同解説


シアコネクタには「頭付きスタッド」をよく使います。頭付きスタッドとは、下図に示す金具です。頭付きスタッドは、根巻き柱脚の鉄骨柱に打つこともあります。


頭付きスタッド


頭付きスタッドの詳細は下記が参考になります。

頭付きスタッドとは|材質・規格(JIS B1198)・合成梁の仕組み

混同しやすい用語

頭付きスタッド

頭部が丸いボルト状の金具で、シアコネクタとして鉄骨梁上に溶接して使用される部品。

シアコネクタが「スラブと梁を一体化する機能・目的」を指すのに対して、頭付きスタッドはその機能を果たす「具体的な部品」であり、シアコネクタの代表的な種類の一つである。

試験での問われ方|管理人の一言

建築士試験では「シアコネクタ(頭付きスタッド)を用いた合成梁」の仕組みが問われます。

スラブと梁のずれを防ぐ役割と、合成梁の剛性向上効果をセットで覚えましょう。(一級建築士 頻出:シアコネクタ(頭付きスタッド)を用いた合成梁の仕組みとスラブと梁のずれ防止効果が繰り返し出題)

シアコネクタを整理した表を示します。

項目シアコネクタなしシアコネクタあり
梁とスラブの関係独立(ずれが生じる)一体化(合成梁)
地震力への抵抗不十分せん断力に抵抗
代表的な部品?頭付きスタッド

まとめ

今回はシアコネクタについて説明しました。シアコネクタとは、異なる部材を接合する金具です。鉄骨梁の上に溶接することで、スラブと鉄骨梁を一体化できます。またシアコネクタには頭付きスタッドを使うことが多いです。下記も併せて勉強しましょう。

頭付きスタッドとは|材質・規格(JIS B1198)・合成梁の仕組み

スタッド溶接とは|強度・施工方法と合成スラブへの適用をわかりやすく解説

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理解度チェック

Q.

「シアコネクタ」とは?

鉄骨梁とRCスラブを一体化するための金具で、地震力によるずれ(せん断力)に抵抗します。

Q.

なぜシアコネクタが必要なのですか?

鉄骨梁の上にRCスラブを置いただけでは地震力などでずれる可能性があるため、一体化する目的で溶接します。

Q.

代表的なシアコネクタと、それで成立する梁は?

頭付きスタッドを溶接することで「合成梁」が成立します。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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