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鉄骨のピースとは、部材や外壁などを取り付けるための鋼片(こうへん)です。部品のようなものと考えてくださいね。※ちなみに、鋼片を英語で返還すると、Steel pieces(スティールピース)です。今回は、鉄骨ピースの意味、規格、ネコピース、胴縁との関係について説明します。※胴縁は下記の記事が参考になります。
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鉄骨のピースとは、部材や外壁を取り付ける鋼片です。部品の1つ考えてください。下図をみてください。鉄骨梁と外壁、胴縁、ピースの状況を示しています。
外壁を横張とするとき、縦胴縁が必要です。縦胴縁はCチャンネル(リップ溝形鋼)を使います。一方、鉄骨梁の多くはH形鋼です。CチャンネルとH形鋼は直接接合できません(形状の問題など)。※リップ溝形鋼、H形鋼については、下記が参考になります。
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そこで、H形鋼に「鉄骨のピース」を取り付け、そのピースと胴縁をボルト接合するのが一般的です。※鉄骨のピースとH形鋼は溶接で留めます。
このように、鉄骨のピースはA部材、B部材を接合する部品の役割があります。
ピースは、断片的な鋼材(鋼材をカットしたもの。切れ端)です。よって部材とは言いません。あくまで部品、金具に近い役割です。
ピースは、アングルが多いですが納まりに応じて、プレート、チャンネルなどを使います。※アングルについては、下記が参考になります。
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鉄骨のピースに規格はありません。所定の納まりに応じて、アングル形状を変えれば良いです。ピースの長さも、部材や外壁の納まりと併せて決めてください。※あるいは設計図では、ピース長さまでは指定しないことも多い。
納まりの意味は、下記が参考になります。
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ネコピースとは、アングルピースを意味します。単に「ピース」ともいうので、意味は同じです。設計図に「ネコピースL-65x65x6」と書くこともありますが、俗称なので「アングルピースL-65x65x6」と書いた方が親切だと考えます。
鉄骨のピースは胴縁だけでなく、母屋にも使います。鉄骨造では屋根材により「母屋」が必要です。母屋はCチャンネルを使います。鉄骨梁はH形鋼です。胴縁と同じく、直接接合できません。そこで鉄骨梁にピースアングルを取り付け、ピースと母屋をボルト接合します。
ちなみに、ピースはアングルを使う方が良いです。プレートを使うと、転倒に弱いためです。※アングル、母屋の意味は下記の記事が参考になります。
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今回は鉄骨のピースについて説明しました。意味が理解頂けたと思います。ピースは、部材同士を接合する部品と考えてください。鉄骨詳細図や雑詳細図など、細かな納まりを考えるとき、鉄骨のピースは不可欠です。どこでピースが必要か、最初は理解できないと思います。鉄骨造のディテールなど参考にすることがおすすめです。
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