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ブラケットとは、壁や梁、柱などから持ち出した(片持ち形式)部材のことです。構造的には、片持ち梁と同じです。今回はブラケットの意味、建築、鉄骨、仕口部との関係について説明します。※片持ち梁については下記の記事が参考になります。
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ブラケットとは、壁や梁、柱などから持ち出した部材です。「持ち出した」とは、片持ち材と同じ意味です。ブラケットは梁ではないので、厳密には片持ち梁ではないです。但し、構造的な特徴は片持ち梁と同じなので、下記の記事が参考になります。
ブラケットは、日本語で「持送り」といいます。日本の伝統建築でみられる、「腕木」もブラケットの1つです。
また、壁から突出した金具、壁から持ち出し照明を支える部分もブラケットといいます。建築では、鉄骨部材に限らず、「持ち出したもの」をブラケットといいます。
詳細は後述しますが、鉄骨梁に取り付けるガセットプレート、仕口部の梁もブラケットといいます。
鉄骨梁を留めるガセットプレートを、ブラケットといいます。※但し、正式名称ではないでく、ガセットプレートと言う方が多いです。※ガセットプレートについては下記の記事が参考になります。
鉄骨の小梁は大梁や柱へ取り付ける際、ガセットプレートが必要です。ガセットプレートは工場で、大梁や柱に溶接で取り付けられた状態で現場へ搬入されます。
ガセットプレートは、持ち出し形式です。よってブラケットといいます。梁ではない(プレート)ので、片持ち梁とはいいません。
下図の、仕口部から持ち出した梁をブラケットといいます。
鉄骨造はラーメン構造が多いです。ラーメン構造にするとき、必ず仕口部がでてきます。※仕口部については下記の記事が参考になります。
柱梁接合部とは?1分でわかる意味、せん断力、耐力、帯筋間隔、鉄骨造
仕口部周りは、一般的に柱芯から1.0mの位置で継手を設けます。この継手が無くなると、工場で製作したラーメン架構を、全て一体でトラックに積み込み、現場まで搬入する必要があります。
よって、柱芯から1.0mで継手を設けます。このT字状の柱と梁の架構と、梁を別々で搬入し、現場で組み立てるのです。
前述しましたが、このとき仕口部から持ち出された大梁をブラケットといいます。
今回はブラケットについて説明しました。ブラケットの意味が理解頂けたと思います。ブラケットは、壁などから持ち出した部材のことです。部材といっても、梁以外に金具やプレートなどにも使います。下記の記事も併せて参考にしてくださいね。
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