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snr490bとは?1分でわかる意味、規格、アンカーボルト、f値、sn490bとの違い

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snr490bは、建築構造用圧延棒鋼の1つです。建築構造に使う棒状の鋼材で、主にブレースなどに使います。snr490bは、snr鋼材の中で最も強度の高い材質です。今回は、snr490bの意味、規格、アンカーボルトとの関係、snr490bのf値、sn490bとの違いについて説明します。建築構造用圧延棒鋼については下記の記事が参考になります。

建築構造用圧延棒鋼とは?1分でわかる意味、規格とf値、ブレース、abr400との違い

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記事を書いた人

ハナダユキヒロ/建築学生が学ぶ「構造力学」

難解な構造力学、建築構造の用語を分かりやすく解説する専門家。高等専門学校在学中から建築学生が学ぶ「構造力学」を運営。その後、国立大学大学院⇒組織設計事務所⇒弊サイト運営に従事している。

著書:「わかる構造力学/工学社」、「わかる構造力学 改訂版/工学社」

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snr490bとは?

snr490bとは、建築構造用圧延棒鋼の1つです。他に、snr400a、snr400bがあります。snr400bは下記の記事が参考になります。

snr400bとは?1分でわかる意味、ブレースとの関係、ss400、snr490bとの違い


また、建築構造用圧延棒鋼の特徴は下記の記事が参考になります。

建築構造用圧延棒鋼とは?1分でわかる意味、規格とf値、ブレース、abr400との違い


snr鋼材は、主にブレースとして使います。一般的な建物では、snr400bを使います。ただ、ブレースに作用する応力が大きい場合、snr490bを使います。

snr490bの規格

snr490bの規格を下記に整理しました。

降伏強度

snr490bの降伏強度、引張強度はsnr鋼材の中で、最も高い値です。降伏点の下限値は325、上限値が445N/m㎡です。引張強度の下限値は490、上限値は610N/m㎡です。


なお、snr490bは降伏比が規定されています。降伏比は下記の記事が参考になります。

降伏比が簡単にわかる2つのポイントとは?

種類 降伏点、耐力(N/m㎡) 引張強度(N/m㎡) 降伏比(%)
径 mm
6以上 12以上 40超え 6以上 12以上
12未満 40以下 100以下 12未満 100以下
SNR490B 325以上 325以上 295以上 490以上 - 80以下
445以下 415以下 610以下

化学成分

snr490bの化学成分は下記です。snr400b、snr400aに比べて、規定値が変わります。特に、snr400aと比べて、化学成分の規定が細かいです。

種類 Si Mn P S
SNR490B 6mm以上 0.18以下 0.55以下 1.60以下 0.030以下 0.030以下
50mm以下
50mm超え 0.20以下
100mm以下

snr490bのf値

snr490bのF値は、鋼材の厚さに応じて下記の値です。


鋼材の厚さが40mm以下 ⇒ 325 N/m㎡

鋼材の厚さが40mmを超え、100mm以下 ⇒ 295 N/m㎡

snr490bとアンカーボルトの関係

snr490bはアンカーボルトとして使います。Snr鋼材は伸び能力のある材質です。アンカーボルトは、柱より先に壊れないよう「伸び能力のある」snr490bを使います。アンカーボルトは下記の記事が参考になります。

アンカーボルトは何のためにある?効果と役割について

snr490bとsn490bの違い

snr490bとsn490bの違いを下記に整理しました。


snr490b ⇒ 建築構造用圧延棒鋼の1つ。建築構造で使う棒鋼(棒状の鋼材)のこと。

sn490b ⇒ 建築構造用圧延鋼材の1つ。形状はH形鋼など。棒状ではない。


Sn490bは下記の記事が参考になります。

SN490Bとは?1分でわかる規格、SN490C、SM490Bとの違い、密度

まとめ

今回はsnr490bについて説明しました。意味が理解頂けたと思います。snr490bは、建築構造用圧延棒鋼の1つです。snr400b、snr400aに比べて、降伏強度、引張強度の値が高いです。大きな力が作用する箇所に使いましょう。アンカーボルトにも使えます。アンカーボルトの目的、種類など、併せて理解したいですね。下記の記事が参考になります。

アンカーボルトは何のためにある?効果と役割について

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