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建方とは?鉄骨の建方手順・建て入れ直しとの関係と雨風時の作業制限

この記事の要点

鉄骨造の建設現場でクレーンが柱や梁を吊り上げて組み立てる工程が「建方(たてかた)」です。

建方後は鉛直・水平の精度確認と「建て入れ直し」が必要で、この工程の精度が建物全体の品質を左右します。

風速10m/s以上では作業を中断する規則があります。

このページでは建方の意味・鉄骨建方の手順・建て入れ直しの方法と、悪天候時の作業制限を解説します。

風速10m/s以上では建方作業を中止するなど安全規則があり、建て入れ直しは建方の進行と同時に行う。

この記事では、建方とは何か、建て入れ直しとどう関係するのかを整理します。

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建方(たてかた)とは、「現場で構造部材を組み立てること」です。

木造や鉄骨造(鋼構造)の建物は、構造部材を工場で製作し現場で組み立てます。

これが建方(たてかた)です。

建方は、現在でも人の手により組立を行います。

今回は建方の意味、鉄骨造の建方、建て入れ直しとの関係、雨や風の日の建方について説明します。

建て入れ直しの詳細は下記が参考になります。

建て入れ直しとは|意味・道具・ワイヤーと鉄骨建方手順

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建方とは?

建方(たてかた)とは、


現場で構造部材を組み立てること


です。木造や鉄骨造(鋼構造)では、構造部材を工場で製作します。その部材を現場に搬入し、職人さんたちが「現場で組み立て作業」を行います。これが「建方(たてかた)」です。


似た用語に「建入れ」「建込み」「建入れ直し」があります。各用語の意味を下記に示します。


建入れ ⇒ 構造部材(柱など)の垂直の程度(垂直度)のこと

建込み ⇒ 構造部材を所定の位置に建て起こして、組み立てること

建入れ直し ⇒ 柱などの倒れや水平、垂直を矯正(修正)すること


上記は建方時に使う用語です。

覚えましょうね。

建方の精度が悪いと、建物が垂直・水平に組み立てられません(建物が斜めにでき上ったら困りますね)。

所定の精度(管理許容差)になるよう建て入れ直しを行います。

建て入れ直しの詳細は、下記が参考になります。

建て入れ直しとは|意味・道具・ワイヤーと鉄骨建方手順

管理許容差とは|限界許容差との違いと柱の倒れ(H/1000かつ10mm以下)

鉄骨造の建方、雨や風の日の建方作業

鉄骨造は建方を行う前に、アンカーボルトの設置が必要です。アンカーボルトの位置が、柱の位置を決めるため精度が求められます。建方、アンカーボルトの精度は下記が参考になります。

管理許容差とは|限界許容差との違いと柱の倒れ(H/1000かつ10mm以下)


鉄骨造の現場作業の流れを下記に示します。


土工事 ⇒ 基礎・地業 ⇒ アンカーボルト埋め込み ⇒ 建て方(ボルトの仮締め、本締め)


仮締めとは、建方時には仮ボルトで構造部材を繋ぎ合わせることです。仮ボルトの詳細は下記が参考になります。

仮ボルトとは?中ボルトとの違い・本数規定・高力ボルト締め付け前の役割


また、風速10m/s以上の場合は、建方作業を中止するなどの規則があります。

建方と建て入れ直しの関係

建方を行うとき、一度で構造部材の位置が精度よく納まるとは限りません。そこで、所定の精度に納まるよう構造部材の位置や角度を調整することを「建て入れ直し」といいます。


建て入れ直しは、構造部材を全て組み上げた後に行うと、修正箇所が多く難しいです。よって、建方の進行の都度、建て入れ直しを行います。建て入れ直しの詳細、建方の精度は下記が参考になります。

建て入れ直しとは|意味・道具・ワイヤーと鉄骨建方手順

管理許容差とは|限界許容差との違いと柱の倒れ(H/1000かつ10mm以下)

混同しやすい用語

建込み(たてこみ)

構造部材を所定の位置に建て起こして組み立てること。

建方が現場での組立作業全体を指すのに対して、建込みは部材を所定位置に据え付ける個々の動作を指す。

試験での問われ方|管理人の一言

一級・二級建築士試験では、建方・建入れ・建込み・建入れ直しの区別が問われます。

特に「建入れ直しは建方完了後ではなく進行中に行う」という点を確認しておきましょう。

建方に関する用語を整理した表を示します。

用語意味ポイント
建方現場で構造部材を組み立てる作業風速10m/s以上で中止
建入れ柱などの垂直の程度垂直度を示す
建入れ直し柱の倒れや水平・垂直を矯正建方の進行中に実施

まとめ

今回は建方(たてかた)について説明しました。建方の意味など理解頂けたと思います。建方は、構造部材を組み立てる作業です。木造や鉄骨造で使う用語です。建方の意味、建て入れ直しとの関係も理解しましょう。下記も勉強しましょうね。

建て入れ直しとは|意味・道具・ワイヤーと鉄骨建方手順

管理許容差とは|限界許容差との違いと柱の倒れ(H/1000かつ10mm以下)

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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

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ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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