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鉄筋の断面積は?1分でわかる意味、求め方、規格、丸鋼との違い

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鉄筋の断面積は規格で決まっています。規格の断面積と、計算で求めた断面積はやや違います。これは、鉄筋表面の突起(リブ)が影響しています。今回は、鉄筋の断面積の求め方、規格、丸鋼の断面積と違いについて説明します。鉄筋のサイズと規格、鉄筋と丸鋼の違いは下記が参考になります。

鉄筋のサイズと呼び径の関係、必ずわかる鉄筋サイズの覚え方

異形鉄筋と丸鋼の違い、サイズ、機械的性質、化学成分、規格

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鉄筋の断面積は?

鉄筋の断面積は、規格で決まっています。下記に、一般的に使う鉄筋のサイズ(呼び名)と断面積を示します。


呼び名 単位重量(kg/m) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
D6 0.249 32 64 96 128 160 192 224 256 288 320
D8 0.389 50 99 149 198 248 297 347 396 446 495
D10 0.560 71 143 214 285 357 428 499 570 642 713
D13 0.995 127 254 381 508 635 762 889 1016 1143 1270
D16 1.56 199 398 597 796 995 1194 1393 1592 1791 1990
D19 2.25 287 574 861 1148 1435 1722 2009 2296 2583 2870
D22 3.04 387 774 1161 1548 1935 2322 2709 3096 3483 3870
D25 3.98 507 1014 1521 2028 2535 3042 3549 4056 4563 5070
D29 5.04 642 1284 1926 2568 3210 3852 4494 5136 5778 6420
D32 6.23 794 1588 2382 3176 3970 4764 5558 6352 7146 7940
D35 7.51 957 1914 2871 3828 4785 5742 6699 7656 8613 9570
D38 8.95 1140 2280 3420 4560 5700 6840 7980 9120 10260 11400
D41 10.5 1340 2680 4020 5360 6700 8040 9380 10720 12060 13400

構造設計の実務に携わる予定の方は、D10~D29の断面積は暗記すると良いでしょう(実際に設計を続けると、嫌でも暗記するようになります)。


鉄筋のサイズの種類、意味は、下記が参考になります。

鉄筋のサイズと呼び径の関係、必ずわかる鉄筋サイズの覚え方

鉄筋の断面積と規格

鉄筋の断面積に関する規格を下図に示します。

鉄筋の規格と重量

上図の規格は、鋼材表に掲載されています。構造設計では、鋼材の規格値が重要です。鋼材表をお持ちでない方は、是非取り寄せるようにしましょう。

丸鋼の断面積と規格、鉄筋の断面積との違い

丸鋼の径、断面積などの規格を、下表に示します。


φ mm 単位重量 kg/m 断面積 m㎡ 周長 mm
4ページ 0.99 13 12.6
5 0.154 20 15.7
6 0.222 28 18.8
7 0.302 38 22.0
8 0.395 50 25.1
9 0.499 64 28.3
12 0.888 113 37.7
13 1.04 133 40.8
16 1.58 201 50.3
19 2.23 284 59.7
22 2.98 380 69.1
25 3.85 491 78.5
28 4.83 616 88.0
32 6.31 804 100.5

丸鋼は、鉄筋と違い表面の突起が無いです。9mmの丸鋼は、直径9mmの丸い棒鋼と考えてください。よって、丸鋼の断面積は、計算により求めることが可能です。例えばφ6の断面積は、


3×3×3.14=28.26m㎡ ⇒ 28.0


ですね。鉄筋(異形鉄筋)の断面図を下図に示します。

鉄筋のD16とは、リブを含めた直径です。リブの無い箇所は、直径が16mmより小さいです。よって、丸鋼の断面積に比べて、鉄筋の断面積は小さくなります。下記に、丸鋼と鉄筋の断面積を比較しました。


丸鋼 φ16の断面積 ⇒ 201m㎡

鉄筋 D16の断面積 ⇒ 199m㎡


その他、丸鋼と鉄筋の違いは下記が参考になります。

丸鋼とは?1分でわかる意味、規格、サイズ、読み方、重量、材質

鉄筋のサイズと呼び径の関係、必ずわかる鉄筋サイズの覚え方

鉄筋の断面積の求め方

鉄筋の断面積は、表面のリブにより詳細な値の計算は難しいです。ただ、概算(近からず遠からずの値)は求められます。


例えばD16はリブを含めて直径16mmの棒鋼です。リブを考慮した計算が面倒なので、16mmの棒鋼と考えましょう。よって断面積は、


A=8×8×3.14=201m㎡


です。実際の値は199m㎡なので、やや大きいですが概算としては問題ないでしょう。

まとめ

今回は鉄筋の断面積について説明しました。意味が理解頂けたと思います。まずは鉄筋の断面の特徴を理解しましょう。よく使う鉄筋のサイズの断面積は、暗記すると良いですね。丸鋼との違いも勉強しましょう。下記が参考になります。

異形鉄筋と丸鋼の違い、サイズ、機械的性質、化学成分、規格

丸鋼とは?1分でわかる意味、規格、サイズ、読み方、重量、材質

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