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アルミの比重は2.70です。鋼(鉄骨)が7.85なので、アルミの比重は鋼の1/3程度です。鋼より軽い材料といえます。なおステンレスの比重(7.93)と比較しても軽い材料です。ただしアルミのヤング係数は鋼の1/3程度である点に注意しましょう。今回はアルミの比重と値、鉄とステンレスとの違い、アルミ比重の単位について説明します。アルミの性質、アルミ建築については下記が参考になります。
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アルミの比重は「2.70」です。ただし、アルミは添加する元素により比重が若干変わります。純度99%以上のアルミを1000系アルミニウムといいます(※1000系、2000系のように番号で種類を表します)。なお建築物の構造部材に用いるアルミは、5000系や6000系が多いです。下表をみてください。アルミ比重と種類の違いを示しました。
アルミの比重は、確かに鋼より1/3も軽いです。ところが、アルミのヤング係数は鋼の1/3程度です。
ヤング係数が大きい材料 ⇒ 硬い
ヤング係数が小さい材料 ⇒ 軟らかい
ので、ヤング係数が小さい分、変形が大きくならないよう注意が必要です。アルミニウムの特徴は下記が参考になります。
アルミの比重の単位は無次元数です。比重は「物体の密度(g/cm3)÷水の密度(g/cm3)」です。密度同士で割るので単位が無くなります。比重の単位、無次元数の意味など下記が参考になります。
比重の単位は?1分でわかる意味、単位換算、密度の計算、Lとの関係
無次元数とは?1分でわかる意味、単位、種類、無次元量との違い
なおアルミの密度の単位は、他材料と同じように
g/cm3
kg/m3
kg/mm3
アルミの比重、鉄、ステンレスとの違いを下記に示します。
アルミ ⇒ 2.70
鉄 ⇒ 7.85
ステンレス ⇒ 7.93
ジュラルミン ⇒ 2.80
チタン ⇒ 4.54
コンクリート ⇒ 2.3
水 ⇒ 1.0
上記のように、鉄やステンレスと比較するとアルミの比重は1/3も軽いです。少し以外に思うかもしれませんが、アルミの比重はコンクリートより少し重いくらいです。
今回は、アルミ比重について説明しました。アルミの比重は2.7です。鋼やステンレスと比べて1/3も軽いと覚えてください。その代わりヤング係数も1/3小さいです。軟らかい材料なので変形に注意します。アルミニウムの特徴など下記も勉強しましょう。
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