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固定荷重は建物自身の重さ(建物の自重)、積載荷重は人や物品(家具など)の重さです。両者の大きな違いは「荷重の大きさ、作用位置が変動するか否か」です。固定荷重は建物の自重です。建物は一度出来上がると、建物そのものの形や大きさ、建物の位置や建物を構成する部材の位置は「当然変わらない」ですよね。つまり、固定荷重の大きさ、作用位置は変わることは無い(不変)です。
一方、積載荷重は人や物品(家具など)の重さです。私たちが建物の中を自由に歩き回るように、あるいは、模様替えをして家具の位置や種類を変えるように、人や物品の荷重の大きさ、作用位置は変わります。そこで積載荷重は「居室の種類」に応じて、部屋の使い方、荷重の位置、荷重の大きさを整理し、統計的に調整した値が示されています。
イメージとしては、不特定多数の人が使う居室(百貨店、集会室、廊下)や、物品が多い居室(図書室など)は積載荷重の値が大きく設定されています。
また、固定荷重、積載荷重を「長期荷重」といいます。長期荷重は、建物が存在する限り、作用する荷重です。
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さて、固定荷重と積載荷重の求め方ですが、前述したように積載荷重は居室の種類に応じて、単位面積当たりの荷重が設定されています。下図に積載荷重を示します。下図は、建築基準法施行令第85条で規定された値ですが、各団体、地方自治体、各省庁による規準で居室の区分、値が違う場合があるので注意が必要です。
固定荷重は建物の自重ですから計算で求められます。たとえば、鉄筋コンクリート造の柱で断面が500mm×500mm角、長さが6mとします。柱の自重は
・24kN/m3×0.5m×0.5m×6m=36kN
です。また、床に作用する固定荷重は、床を支える構造部材(たとえばスラブ)、仕上げ材の平米当たりの重量です。鉄筋コンクリート造のスラブ厚が150mm、仕上げ材が600Nのとき、床の固定荷重は
・24kN×0.15m+0.6kN=4.2kN/m2
のように計算できます。
今回は、固定荷重と積載荷重の違いについて説明しました。固定荷重は建物自身の重さ(建物の自重)、積載荷重は人や物品(家具など)の重さです。両者の大きな違いは「荷重の大きさ、作用位置が変動するか否か」です。固定荷重の大きさ、作用位置は不変です。一方、人や物品の重さ、位置は変わるので、居室の種類に応じて、積載荷重の大きさ、作用位置は変わるので、荷重の位置、荷重の大きさを整理し、統計的に調整した値が示されています。固定荷重、積載荷重の詳細は下記が参考になります。
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