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床荷重とは?読み方・単位・積載荷重と固定荷重の違いと梁への伝達方法

この記事の要点

「床荷重」は設計図や積算書によく出てくる用語で、「ゆかかじゅう」と読みます。

床に作用する荷重には人や家具の「積載荷重」とスラブ・仕上げ材の「固定荷重」があり、どちらが大きいかによって梁の断面設計が変わります。

このページでは床荷重の意味・単位・読み方と、積載荷重・固定荷重の違い、梁・柱への荷重伝達の仕組みを解説します。

また「床の積載荷重」を、床荷重と言うこともあります。

この記事では、床荷重とは何か、読み方、積載荷重・固定荷重とどう関係するのかを整理します。

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床荷重(ゆかかじゅう)とは、床に作用する力のことです。

また「床の積載荷重」を、床荷重と言うこともあります。

床荷重の単位は「kN/㎡」で、1平米当たりの力で表します。

床荷重には積載荷重(せきさいかじゅう)と固定荷重(こていかじゅう)があります。

固定荷重は床自体の重さ、積載荷重は床の上に積載する「人や物の重さ」です。

よって積載荷重の値をみれば、その床に「何kgの物を載せて良いか」わかります。


今回は床荷重の意味、積載荷重と固定荷重、梁との関係について説明します。積載荷重、固定荷重の詳細は下記が参考になります。

積載荷重ってなに?1分でわかる積載荷重の意味と、実際の構造計算

固定荷重ってなに?1分でわかる固定荷重の意味と、固定荷重の種類

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床荷重とは?

床荷重(ゆかかじゅう)とは、床に作用する力のことです。また後述する「床の積載荷重」を床荷重とも言うこともあります。床荷重の単位は「kN/㎡(t/㎡)」で1平米当たりの力で表します。


建物に作用する荷重は、建物の重さが関係します。また建物の重さは


・床に作用する重さ(床荷重)

・建物を支える部材自体の重さ

・外壁などの仕上げ材による重さ


などに分類されます。上記の中でも、床荷重の占める割合は大きいです。特に鉄筋コンクリートによる床(スラブ)は重量が大きく、一般的な厚み(150mm)でも3.6kN/㎡もの荷重となります。※スラブの詳細は下記をご覧ください。

スラブってなに?現役設計者が教えるスラブの意味と、特徴、役割

床荷重と積載荷重、固定荷重の関係、一覧

床荷重には、積載荷重(せきさいかじゅう)と固定荷重(こていかじゅう)があります。積載荷重は床の上に積載される「人や物の重さ」のことです。


人や物の重さは、建物(部屋)の用途で変わります。住宅はせいぜい10人ほどしか使いませんが、学校では100単位の人が利用する可能性もあります。よって積載荷重は部屋の用途に応じて「値が異なる」のです。用途別の積載荷重の大きさを下表に示します。


室の種類 床・小梁用 大梁、柱、基礎用 地震力用
N/mm2
a 住居の居室、寝室、病室 1800 1300 600
b 事務室 2900 1800 800
c 教室 2300 1800 800
d 百貨店、店舗の売り場 2900 2400 1100
e 劇場、映画館、演芸場、観覧場、公会堂、集会場その他これらに類する用途に供する建築物の客席又は集会室 固定席 2900 2600 1600
f その他 3500 3200 2100
g 自動車車庫及び自動車通路 5400 3900 2000
h 廊下、玄関、階段 c,d,eに掲げる室に連絡する場合はfに同じ
i 屋上広場又はバルコニー aによる。ただし学校又は百貨店の用途に供する建築物の場合ではdによる。

よって積載荷重は、床に「どのくらいの重さまで載せられるか」示す値です。上図の床設計用の積載荷重の値をみれば、床にどのくらいの物を載せて良いかわかるでしょう。詳細は下記も参考になります。

耐荷重(たいかじゅう)とは?読み方・床の耐荷重と計算方法

積載荷重ってなに?1分でわかる積載荷重の意味と、実際の構造計算


一方、固定荷重は人や物を支える床自体の重さです。

例えば、マンションや事務所などは鉄筋コンクリート製の床(スラブ)を使います。

スラブの厚みは150~200mmが一般的ですから、床自体の重さで3.6kN/㎡~4.8 kN/㎡もの荷重が作用します。

固定荷重の詳細は下記をご覧ください。

固定荷重ってなに?1分でわかる固定荷重の意味と、固定荷重の種類

床荷重と梁の関係

床荷重は梁によって支えられます。下図に床と梁の関係を示しました。


図 床荷重と梁


床を支える梁には、大梁と小梁があります。詳細は下記が参考になります。

大梁(おおばり)とは?読み方・小梁との違い・記号

小梁とは?読み方・特徴・種類・大梁との違い

混同しやすい用語

固定荷重

固定荷重は建物自体(仕上げ材含む)の重量で、積載荷重は人・家具・設備など変動する荷重です。

設計ではそれぞれの荷重値が定められています。

積載荷重

積載荷重は使用時に変動する人・家具・設備などの重量で、建物の用途によって異なります。

固定荷重とは区別して設計します。

試験での問われ方|管理人の一言

床荷重(積載荷重)は用途・部位によって異なり、施行令85条に数値が規定されています。

住宅の床1800 N/m²、事務所の床2900 N/m²などを押さえましょう。

床・大梁・地震力の3区分で値が異なる点も試験頻出です。

試験では用途別・部位別の積載荷重の数値(住宅・事務所・百貨店など)が問われます。

床・大梁・地震力の3区分で値が異なる理由(支持範囲・影響面積の違い)を理解しておきましょう。

まとめ

今回は床荷重について説明しました。床荷重とは床に作用する荷重です。床の積載荷重を床荷重と言うことがあります。床に作用する積載荷重は、建物(部屋)の用途で変わることを理解しましょう。下記も併せて参考にしてくださいね。

建築基準法による床荷重は?店舗、倉庫、事務所、工場の積載荷重は?

積載荷重ってなに?1分でわかる積載荷重の意味と、実際の構造計算

固定荷重ってなに?1分でわかる固定荷重の意味と、固定荷重の種類

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ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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