この記事の要点
水に浮くかどうかは「密度が1g/cm³より小さいか大きいか」で決まります。建築材料では木材は浮き、コンクリートや鉄は沈みます。浮力を利用した基礎(浮き基礎・マット基礎)の設計でも密度と浮力の関係は重要です。
このページでは水に浮く物質の理由・密度との関係・建築材料の浮き沈み一覧と、浮力の計算方法を解説します。
逆に水の密度より大きい素材は、水の中に沈むでしょう。
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水に浮く物質は「水の密度(=約1.0g/cm3)より小さい」です。
逆に水の密度より大きい素材は、水の中に沈むでしょう。
身近な例に「氷」があります。
飲み物を冷やすとき氷を入れますよね。
氷は水の上に浮かびます。
これは氷の密度<水の密度だからです。
今回は水に浮く理由、水に沈む素材と密度の関係、水に浮く素材の一覧について説明します。
水の密度、浮力など下記も参考になります。
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水に浮く物質は、水の密度(=1.0g/cm3)より小さいです。
逆に、水の密度より大きい素材は水の中に沈みます。
水の密度より小さい物質としては「氷」「木」があります。
氷の密度は約0.92、木の密度は0.3~0.9など種類によって変わります。
水の密度の詳細は下記をご覧ください。
そもそも密度(みつど)とは、質量を体積で割った値です。体積が同じでも質量が大きければ密度も大きくなります。また質量が同じでも体積が大きいと、密度は小さくなります。
下図をみてください。2つの物の質量は同じ100g、体積は50cm3と200cm3です。
密度の値は下記の通りです。
物Aの密度=100g÷50cm3=2g/cm3>水の密度
物Bの密度=100g÷200cm3=0.5g/cm3<水の密度
上記の通り、物Aは水に沈んで物Bは水に浮かびます。身近な物(野菜など)が水に浮かぶか実験してみると面白いと思います。密度と体積、体積と質量の関係は下記が参考になります。
密度と体積の関係は?1分でわかる意味、違い、計算と覚え方、質量との関係
体積と重量の違いは?1分でわかる重量の計算、比重との違い、鉄の重量換算
ちなみに、水の密度より小さい物質が浮かぶ理由は「浮力(ふりょく)」が関係しています。浮力の詳細は下記が参考になります。
水に浮く素材の一覧を下記に整理しました。
すぎ 0.30~0.45
まつ 0.40~0.67
ひのき 0.34~0.54
竹 0.51~1.20
氷 0.92
上記以外にも1.0より小さい密度の素材は水に浮きます。また、重い素材を使ったとしても「密度が1.0より小さければ」浮かびます。
例えば、船の材料は「鋼」を用います。鋼自体の密度は7.85g/cm3なので水より重い材料です。ただし、船は質量に対して「体積」も大きいので、水中に浮かぶことができます。前述した浮力が関係しています。下記をご覧ください。
水に沈む素材の密度を下記に示します。
鋼の密度 ⇒ 7.85g/cm3
コンクリートの密度 ⇒ 2.3 g/cm3
土の密度 ⇒ 1.3~2.0 g/cm3(土の含水比、種類で異なる)
密度の詳細は下記をご覧ください。
密度とは?意味・求め方と比重との違い・単位(ρ)と水・空気の密度一覧(建築材料)
混同しやすい用語
浮力
水中の物体に上向きに働く力(N)です。
水に浮くかどうかは「密度が水より小さいか大きいか」で判断できますが、浮力そのものは「水の密度×物体の体積×重力加速度」で求めます。
密度と浮力は別の量です。
比重
物体の密度を水の密度(1g/cm3)で割った無次元の値です。
比重が1より小さい物質は水に浮き、1より大きい物質は水に沈みます。
密度と数値は等しくなりますが、単位の有無が異なります。
密度と浮く・沈むの関係
密度が水(1.0g/cm3)より小さいと浮き、大きいと沈みます。
ただし、鋼でできた船が浮くように、材料の密度が水より大きくても形状(体積)によって物体全体の密度が水より小さくなれば浮くことができます。
水に浮く物質と密度の関係を整理した表を示します。
| 素材 | 密度(g/cm3) | 水への挙動 |
|---|---|---|
| 氷 | 約0.92 | 水に浮く(密度<1.0) |
| スギ(木材) | 0.30〜0.45 | 水に浮く(密度<1.0) |
| 鋼 | 7.85 | 水に沈む(密度>1.0) |
今回は水に浮く物質について説明しました。
水に浮く物質は「水の密度(1.0g/cm3)より、密度が小さい物質」です。
水の密度が1.0なので、0.9や0.5などの密度の物質は水に浮かびます。
逆に密度が1.1、1.5などの物質は水の中に沈むでしょう。
これは浮力が関係しています。
水の密度の詳細、浮力の意味など下記も勉強しましょうね。
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