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線膨張係数(せんぼうちょうけいすう)の単位は「1/℃」または「1/K」で表します。℃は摂氏温度の単位、Kは絶対温度の単位で「ケルビン」と読みます。線膨張係数の単位を「1/℃」から「1/K」に換算しても値は同じです。今回は線膨張係数の単位、単位換算、コンクリートの線膨張係数と単位について説明します。線膨張係数の計算、鉄やアルミの線膨張係数の値は下記が参考になります。
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線膨張係数(せんぼうちょうけいすう)の単位は、
1/℃
1/K
のように温度の単位の逆数です。難しそうな単位ですが、なぜ上記の単位になるのか簡単に説明できます。線膨張係数とは温度変化1℃当たりの変形量ΔLと材料の長さLの割合です。下式で計算します。
ΔL、Lは長さの単位、ΔTは温度の単位です。よって、ΔL/Lを計算すると長さの単位が消えます。ΔTは温度の単位で℃やKなので、線膨張係数の単位は1/℃や1/Kになります。「℃」は摂氏温度の単位、「K」は絶対温度の単位です。
線膨張係数の計算、意味は下記をご覧ください。
線膨張係数とは?1分でわかる意味、計算、単位、鉄とコンクリートの値
線膨張係数の単位換算は簡単です。「1/℃」と「1/K」は、単位は違いますが線膨張係数の値は同じです。例えば
1.2×10-5 (1/℃) ⇒ 1.2×10-5 (1/K)
1.2×10-5(1/K) ⇒ 1.2×10-5 (1/℃)
です。摂氏温度と絶対温度の関係を下記に示します。絶対温度とは分子が停止する-273度を基準にしています。
T(K)=t(℃)+273
温度変化は相対的な値なので、「摂氏温度」「絶対温度」のどちらを用いても同じです。例えば、t=10℃から11℃に変化するときΔt=1℃です。絶対温度でいうとT=283Kから284KになるのでΔT=1Kですね。
コンクリートの線膨張係数は約1×10-5(1/℃)を使います。建築でも線膨張係数を用いて温度変化の伸縮量を算定します。線膨張係数の単位は「1/℃」が一般的です。
今回は線膨張係数の単位について説明しました。線膨張係数の単位は「1/℃」又は「1/K」を使います。建築の分野では「1/℃」を用いることが多いです。また1/℃と1/Kの関係、線膨張係数の計算も理解しましょうね。下記も参考になります。
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