建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME > 構造計算の基礎 > 機械的性質とは?1分でわかる意味、一覧、伸び、耐力、絞りの意味

機械的性質とは?一覧(強度・硬さ・延性・靭性)と建築鋼材の規格値

この記事の要点

機械的性質とは、材料の力学的特性をまとめた概念で、強度・硬さ・延性・靭性・伸び・絞りなどが含まれます。材料選択・品質管理の基本指標です。

建築用鋼材(SS400・SM490・SN490)の機械的性質の規格値と、降伏点・引張強さ・伸び・絞りの意味を解説します。

例えば、伸び、耐力(降伏点や引張強さ)、絞りです。

この記事では、機械的性質とは何か、どのような種類があるのか、伸び・耐力・絞りの意味を整理します。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット


機械的性質とは、材料の力学的特性のことです。

例えば、伸び、耐力(降伏点や引張強さ)、絞りです。

今回は、機械的性質の意味、一覧、伸び、耐力、絞りの意味について説明します。

鋼などの金属材料には、色々な種類があります。

下記の記事を参考に、鋼種ごとの機械的性質を調べてみましょうね。

鋼材の種類は?種類一覧・用途と材質の特徴・記号(SS・SN・SM材の違い)

100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事

機械的性質とは?

機械的性質とは、材料の力学的特性のことです。例えば、下記の項目があります。


特に大切なのが耐力です。よく使う鋼材の降伏点と引張強さの値は、覚えると便利です。例えば、SN400、BCR295、SD295A、SD345などです。下記の記事に、それぞれの機械的性質を示しました。

鋼材の種類は?種類一覧・用途と材質の特徴・記号(SS・SN・SM材の違い)

SS,SN,SM材

機械的性質の一覧

機械的性質には下記があります。


それぞれ説明します。

降伏点

降伏点とは、材料が降伏するときの強度です。降伏とは、材料が弾性領域から塑性領域に移行することです。弾性、塑性については下記が参考になります。

弾性と塑性の性質について


また、降伏点の意味は下記が参考になります。

降伏点とは?1分でわかる意味、求め方、SS400の値、単位、引張強さ


建築物の構造計算では、降伏点の値を用いて許容応力度計算をします。許容応力度の意味は、下記が参考になります。

許容応力度計算が簡単にわかる、たった3つのポイント

引張強さ

引張強さとは、材料の引張力に対する最大強度を意味します。例えば、SN400の引張強度の下限値は400N/m㎡です。


引張強さについては下記が参考になります。

引張強さの求め方・単位・降伏点との違い【鋼材データ付き】

伸び

伸びとは、材料の変形量のこと、又は元の長さに対する変形量との比率をいいます。伸びやすい材料であるほど、「変形しやすい」です。より、エネルギーを吸収できる材料です。伸びについては下記が参考になります。

材料の伸びとは?計算式・絞りとの違いと建築鋼材の延性確保基準


また、下記も参考にしてください。

靱性(じんせい)とは?意味・靭性のある材料と建物の耐震性・脆性との違い

降伏比が簡単にわかる2つのポイントとは?


降伏比とは、降伏強度に対する引張強度の比率です。降伏比は、大きい値より小さい値のほうが良いです(エネルギーを、より吸収できる材料といえます)。降伏比については、下記が参考になります。

降伏比が簡単にわかる2つのポイントとは?

絞り

絞りとは、材料の厚み方向の伸びやすさを意味します。絞りについては下記が参考になります。

板厚方向とは?1分でわかる意味、絞り値、ラメラテア、引張力との関係

混同しやすい用語

降伏点(耐力)

材料が弾性から塑性に移行するときの強度です。

許容応力度計算の基準値として使われます。

引張強さ

材料が破断する直前の最大引張応力度です。

降伏点より大きい値で、破壊の基準に使われます。

伸び・絞り

どちらも材料の変形性能を示す指標です。

伸びは長さ方向、絞りは板厚方向の変形しやすさです。

機械的性質を整理した表を示します。

項目内容備考
降伏点(耐力)材料が弾性から塑性に移行するときの強度許容応力度計算の基準値
引張強さ材料の引張力に対する最大強度SN400は400N/mm2
伸び・絞り材料の変形性能を示す指標靭性・エネルギー吸収性に関係

まとめ

今回は機械的性質について説明しました。

意味が理解頂けたと思います。

機械的性質は、材料の力学的特性のことです。

特に、材料の「耐力」の見方は覚えてくださいね。

引張強さや降伏点があります。

建築物の設計では、降伏点をもとに許容応力度計算を行うことも理解するといいですね。

下記も併せて参考にしてください。

許容応力度計算が簡単にわかる、たった3つのポイント

降伏点とは?1分でわかる意味、求め方、SS400の値、単位、引張強さ

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

この記事の内容を○×クイズで確認する

この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。

意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

ゼロ所長の構造力学問題集で確認する

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

建築構造がわかる基礎図解集

【無料】ゼロ所長が解説!建築士試験の構造を効率よく学ぶ

・試験に出るポイントをわかりやすく解説

・今すぐnoteで学ぶ ⇒  ゼロから学ぶ建築士試験の構造

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 構造計算の基礎 > 機械的性質とは?1分でわかる意味、一覧、伸び、耐力、絞りの意味
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. わかる建築構造の用語集・図解集
  4. 1頁10円!PDF版の学習記事