この記事の要点
機械的性質とは、材料の力学的特性をまとめた概念で、強度・硬さ・延性・靭性・伸び・絞りなどが含まれます。材料選択・品質管理の基本指標です。
建築用鋼材(SS400・SM490・SN490)の機械的性質の規格値と、降伏点・引張強さ・伸び・絞りの意味を解説します。
例えば、伸び、耐力(降伏点や引張強さ)、絞りです。
この記事では、機械的性質とは何か、どのような種類があるのか、伸び・耐力・絞りの意味を整理します。
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機械的性質とは、材料の力学的特性のことです。
例えば、伸び、耐力(降伏点や引張強さ)、絞りです。
今回は、機械的性質の意味、一覧、伸び、耐力、絞りの意味について説明します。
鋼などの金属材料には、色々な種類があります。
下記の記事を参考に、鋼種ごとの機械的性質を調べてみましょうね。
鋼材の種類は?種類一覧・用途と材質の特徴・記号(SS・SN・SM材の違い)
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機械的性質とは、材料の力学的特性のことです。例えば、下記の項目があります。
特に大切なのが耐力です。よく使う鋼材の降伏点と引張強さの値は、覚えると便利です。例えば、SN400、BCR295、SD295A、SD345などです。下記の記事に、それぞれの機械的性質を示しました。
鋼材の種類は?種類一覧・用途と材質の特徴・記号(SS・SN・SM材の違い)
機械的性質には下記があります。
それぞれ説明します。
降伏点とは、材料が降伏するときの強度です。降伏とは、材料が弾性領域から塑性領域に移行することです。弾性、塑性については下記が参考になります。
また、降伏点の意味は下記が参考になります。
降伏点とは?1分でわかる意味、求め方、SS400の値、単位、引張強さ
建築物の構造計算では、降伏点の値を用いて許容応力度計算をします。許容応力度の意味は、下記が参考になります。
引張強さとは、材料の引張力に対する最大強度を意味します。例えば、SN400の引張強度の下限値は400N/m㎡です。
引張強さについては下記が参考になります。
伸びとは、材料の変形量のこと、又は元の長さに対する変形量との比率をいいます。伸びやすい材料であるほど、「変形しやすい」です。より、エネルギーを吸収できる材料です。伸びについては下記が参考になります。
材料の伸びとは?計算式・絞りとの違いと建築鋼材の延性確保基準
また、下記も参考にしてください。
靱性(じんせい)とは?意味・靭性のある材料と建物の耐震性・脆性との違い
降伏比とは、降伏強度に対する引張強度の比率です。降伏比は、大きい値より小さい値のほうが良いです(エネルギーを、より吸収できる材料といえます)。降伏比については、下記が参考になります。
絞りとは、材料の厚み方向の伸びやすさを意味します。絞りについては下記が参考になります。
板厚方向とは?1分でわかる意味、絞り値、ラメラテア、引張力との関係
混同しやすい用語
降伏点(耐力)
材料が弾性から塑性に移行するときの強度です。
許容応力度計算の基準値として使われます。
引張強さ
材料が破断する直前の最大引張応力度です。
降伏点より大きい値で、破壊の基準に使われます。
伸び・絞り
どちらも材料の変形性能を示す指標です。
伸びは長さ方向、絞りは板厚方向の変形しやすさです。
機械的性質を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 降伏点(耐力) | 材料が弾性から塑性に移行するときの強度 | 許容応力度計算の基準値 |
| 引張強さ | 材料の引張力に対する最大強度 | SN400は400N/mm2 |
| 伸び・絞り | 材料の変形性能を示す指標 | 靭性・エネルギー吸収性に関係 |
今回は機械的性質について説明しました。
意味が理解頂けたと思います。
機械的性質は、材料の力学的特性のことです。
特に、材料の「耐力」の見方は覚えてくださいね。
引張強さや降伏点があります。
建築物の設計では、降伏点をもとに許容応力度計算を行うことも理解するといいですね。
下記も併せて参考にしてください。
降伏点とは?1分でわかる意味、求め方、SS400の値、単位、引張強さ
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。
