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延性(えんせい)とは、粘り強い性質のことです。材料が破断するまでの変形量が大きい点が特徴です。同じ意味の用語として、靭性があります。今回は延性の意味、読み方、材料、脆性との関係、靭性との違いについて説明します。
脆性、靭性の意味は、下記が参考になります。
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延性は、材料の粘り強い性質のことです。専門的に言うと、塑性後も変形する材料です。塑性、塑性と変形の関係は、下記が参考になります。
下図をみてください。材料Aは引っ張るとすぐに破断しました。材料Bは、引っ張ると良く伸びてから破断しました。
材料Bの方が、延性のある材料です。延性材料は、破断するまでの変形量が大きい特徴があります。これを「靭性」ともいいます。靭性の意味は、下記が参考になります。
延性は「えんせい」と読みます。延性に関係する用語の読み方は、下記です。
延性材料 ⇒ えんせいざいりょう
靭性 ⇒ じんせい
脆性 ⇒ ぜいせい
延性材料の種類として、下記があります。
鋼
アルミ
上記以外の金属系材料
一方、ガラスやコンクリートなど、塑性化領域の無い材料や「せん断破壊を起こしやすい材料」を、「脆性材料」といいます。せん断破壊、脆性破壊の意味は、下記が参考になります。
延性と脆性の意味を、下記に整理しました。
延性 ⇒ 粘り強い性質。塑性化し十分に伸びた後、破断する性質。塑性化領域のある性質など。
脆性 ⇒ 脆く壊れる性質。塑性化せず、急に破断するような性質。
延性を持つ代表的な材料が、鋼材です。脆性を持つ材料がコンクリートです。ただし、コンクリートは鉄筋を入れることで(鉄筋コンクリート)、粘り強い性質を持ちます。
延性と靭性は同じ意味です。ただ「延性」は材料そのものの性質として使うことが多いです。靭性は、材料だけでなく「建物の構造性能」としても使います。例えば、ラーメン構造は「靭性」のある構造形式です。ラーメン構造の意味は、下記が参考になります。
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今回は延性について説明しました。意味が理解頂けたと思います。延性を持つ材料は、粘り強いです。塑性化しよく伸びた後、破断する性質と考えてください。延性材料の代表例が、鋼材です。下記の記事も併せて勉強しましょうね。
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