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前回、RC造とは何か説明しました。おさらいすると、RC造とは鉄筋でコンクリートを強化した混合材料であることを説明しました。このRC造と同じくらい普及している構造部材がSです。(構造部材:例えば柱とか梁等、耐震上非常に重要な部材)
SとはSteelの頭文字で、日本語にすると鋼でできた建物と言っていいでしょう。よってS造は「鋼構造」という方が正式な名称ですが、昔からの慣例で「鉄骨造」と呼ばれています。ただ、厳密に言葉を考えるなら、鉄(iron)と鋼(steel)は別物で、鉄は強度も低く脆い、その点、鋼は粘りがあり現在の耐震設計上の構造部材に適しています。
その意味は理解しておくと良いでしょう。
さらに、S造を厳密に区分すると、S造の中にも「重量鉄骨造」と「軽量鉄骨造」と呼ばれるものがあります。その名の通り、重量鉄骨は強度が高く太い部材です。一方で軽量鉄骨は厚みも薄く、L型やC型のような形の材料で、重量鉄骨と材質も同じですが生産過程が異なり、不純物が多いと言われています。また、形の非対称性から接合部にも不安が残ります。
ただし、軽量鉄骨は安いので「○○ハウスとかハウスメーカーの戸建てや、アパートに良く用いられています。」このような住宅規模ですと、細かい構造的な検討を行っていないこともあり、個人的には本当に大丈夫かなあと思います。また、遮音性や耐火性能ともに見劣りするものがあります。
S造のメリットですが、住む側や利用する側からしてみればメリットがそんなにありません。構造的には、RCよりも随分と軽いので地震力が小さくなるとか、強度が高い等、色々言えるのですが、構造的性能はRCであれS造であれ、必要な構造性能を満足し、安全に設計することが前提なので、どちらが優れているかは関係ありません。(利用者側からしてみれば)
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