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s造とは、鉄骨造の略称です。鉄は英語で「Steel」なので頭文字をとって、S造と読んでいます。今回はs造の意味、メリット、スパン、外壁、s造のマンションについての考え方を説明します。※なお、本当は鉄ではなく、「鋼」を使います。よって、鋼構造が正式名称です。下記の記事も参考になります。
鋼構造ってなに?よく分かる鋼構造と鉄骨構造、構造力学との関係
鉄骨部材の名称は?3分でわかる意味、部材の種類、鉄骨部材リストとの関係
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s造とは、鉄骨造の略称です。鉄骨は英語でSteelなので、「S造」といいます。建築では、構造種別(躯体の種類別)を略称でいうことも多いです。s造以外の建物構造は、下記が参考になります。
建物構造の全7種類、1分でわかる木造・RC構造・S造・SRC造の違い
また、鉄骨と書いていますが、実際には「鋼」を使います。鋼構造が学問的には正しい言い方です。※鋼については、下記が参考になります。
鋼構造ってなに?よく分かる鋼構造と鉄骨構造、構造力学との関係
鋼は、強度・剛性共に高い材料です。要するに、「強くて堅い」材料が、鋼です。よってs造は、RC造に比べて、柱や梁の断面を小さくすることが可能です。また、H形鋼や角形鋼管のように、部材の形状を自由に成形できることも強みです。部材の重量を軽く、断面性能は高くできます。
s造のメリットとデメリットを整理しました。
・強度、剛性が高い
・柱、梁を小さくできる
・部材を色々な形状に成形できる
・座屈しやすい
・たわみが大きい
・遮音、振動に対する適切な対策が必要
s造のスパンと梁せいの関係は、一般的に下記です。
Lは柱間距離(スパン)です。但し、上記はあくまで目安で、荷重により大きく変わります。例えば、屋根が折板(金属屋根)など、軽いものを使うなら梁せいは小さくて済みます。屋根が軽いなら、スパン25m程度までH形鋼とできるでしょう。
RC造なら、10mのスパンでも厳しいです。しかし、s造なら10m程度は簡単に飛ばせます。
一般的にマンションは鉄筋コンクリート造(RC造)が多いです。RC造は、遮音性が高く、振動にも強い材料だからです。よって、毎日居住する目的のマンションには適しています(自分の部屋で静かに寝たいし、隣の部屋が聞こえたら嫌ですよね)。
ただし、中にはs造のマンションもあります。s造のマンションでの注意事項は下記です。
実は鉄骨造の中には、軽量鉄骨造と重量鉄骨造の2つがあります。※違いは下記が参考になります。
鉄骨造のマンションとは?1分でわかる耐震性、防音性、揺れやすさ、軽量鉄骨と重量鉄骨との関係
軽量鉄骨造の強さは、木造と同程度と考えてください。重量鉄骨造の方が、軽量鉄骨造より強いです(※ここでは説明を簡単にするため「強さ」と書いていますが、耐力、断面性能など色々な意味を含みます)。重量鉄骨造のマンションをおすすめします。
2つめに、遮音性、振動対策が適切か確認してください。※内覧した感触や、口コミを参考にすると良いですね。
s造では、乾式の外壁を使います。※乾式とは、あらかじめ工場で製作された外壁のことです。乾式の外壁は、工場から出荷し、現場で組み立てるだけです。よって、工期を短くできること、施工性が良いことがメリットです。
乾式の外壁には、下記があります。
それぞれ、下記が参考になります。
押出成形セメント板とは?1分でわかる特徴、ALCとの違い、厚さの規格
今回はs造について説明しました。意味や、メリット、デメリットが理解頂けたと思います。s造は強度、剛性が高い構造です。一方で、遮音性などに劣ることを覚えてくださいね。当サイトでは、s造に関する記事を多数ご用意しております。下記の記事も併せてご参考にしてください。
鋼構造ってなに?よく分かる鋼構造と鉄骨構造、構造力学との関係
鉄骨部材の名称は?3分でわかる意味、部材の種類、鉄骨部材リストとの関係
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