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引張鉄筋(ひっぱりてっきん)とは、引張応力(引張力)を負担する鉄筋です。鉄筋コンクリートの「鉄筋は引張に強く」、「コンクリートは圧縮に強い」という特長があります。
また、コンクリートは引張力にほとんど抵抗できないので「鉄筋に引張力を負担」させます。
よって、基本的に鉄筋は「引張鉄筋」になることが多いです。ただし鉄筋は圧縮力も負担できるので圧縮力を負担する「圧縮鉄筋」もあります。
今回は引張鉄筋の意味、読み方、圧縮鉄筋との違い、主筋との関係について説明します。圧縮鉄筋、主筋の意味は下記が参考になります。
圧縮鉄筋とは?1分でわかる計算と役割、引張鉄筋、クリープとの関係
主筋とは?1分でわかる意味、読み方、役割、各部材の主筋、配力筋との違い
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引張鉄筋(ひっぱりてっきん)とは、引張応力(引張力)を負担する鉄筋です。鉄筋とコンクリートには下記の特徴があります。
・鉄筋は引張力に強い
・コンクリートは圧縮力に強いが、引張力に弱い(引張力にほとんど抵抗できない)
上記の特徴から、鉄筋とコンクリートを組み合わせた「鉄筋コンクリート」は、「鉄筋に引張力を負担」させます。つまり、基本的に鉄筋は「引張鉄筋」となることが多いです。
ただし、応力の方向により「圧縮力を負担する鉄筋」もあります。これを圧縮鉄筋といいます。圧縮鉄筋の詳細は下記が参考になります。
圧縮鉄筋とは?1分でわかる計算と役割、引張鉄筋、クリープとの関係
下図をみてください。鉄筋コンクリートの梁に鉛直荷重が作用しています。このとき曲げモーメントが作用し、下側は引張、上側は圧縮されます。
つまり下側の鉄筋は「引張力を負担するので引張鉄筋」、上側の鉄筋は「圧縮力を負担するので圧縮鉄筋」となります。これらの主要な応力を負担する鉄筋を「主筋」といいます。主筋の詳細は下記が参考になります。
主筋とは?1分でわかる意味、読み方、役割、各部材の主筋、配力筋との違い
引張鉄筋の読み方は「ひっぱりてっきん」です。関係用語の読み方を下記に示します。
圧縮鉄筋 ⇒ あっしゅくてっきん
引張鉄筋断面積 ⇒ ひっぱりてっきんだんめんせき
引張鉄筋と圧縮鉄筋の違いを下記に示します。
引張鉄筋 ⇒ 引張応力を負担する鉄筋
圧縮鉄筋 ⇒ 圧縮応力を負担する鉄筋
圧縮鉄筋とは?1分でわかる計算と役割、引張鉄筋、クリープとの関係
今回は引張鉄筋について説明しました。引張鉄筋は引張応力を負担する鉄筋です。似た用語に「圧縮鉄筋」があります。
まずは、鉄筋とコンクリートの性質を理解しましょう。圧縮鉄筋、引張鉄筋比などの関係用語も勉強しましょうね。
コンクリートと鉄筋の関係は?1分でわかる意味、特徴、錆、付着
圧縮鉄筋とは?1分でわかる計算と役割、引張鉄筋、クリープとの関係
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