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中吊り筋(ちゅうづりきん)とは梁の1段目の鉄筋(梁主筋)から吊られた、2段目に位置する鉄筋です。
2段筋(にだんきん)ともいいます。中吊り筋を配筋することで、より大きな曲げ耐力(曲げモーメントに対する耐力)が得られます。
今回は中吊り筋の意味、読み方、鉄筋重心位置、2段筋との違い、有効せいについて説明します。中吊り筋は「2段筋」ともいいます。詳細は下記をご覧ください。
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中吊り筋(ちゅうづりきん)とは、梁の1段目の鉄筋(梁主筋)から吊られた2段目に位置する鉄筋です。下図をみてください。これが中吊り筋です。
梁の外側(あばら筋のすぐ内)にある主筋が1段目の鉄筋です。梁の主筋は、曲げモーメントによる引張力(又は圧縮力)を伝達するために必ず配置します。1段目の下にある梁主筋が「2段目の鉄筋」です。
これを「2段筋(にだんきん)」といいます。下図をみてください。中吊り筋の有り・無しの状態を示しました。
専門的な内容は置いといても「中吊り筋の方が、鉄筋の数が多い」と分かりますね。鉄筋の本数を多くする方が「より多くの引張力(又は圧縮力)に抵抗」できます。
つまり、より大きな耐力を必要とする梁は「中吊り筋」を設けます。2段筋の詳細は下記も参考になります。
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中吊り筋は「ちゅうづりきん」と読みます。関係用語の読み方を下記に示します。
2段筋 ⇒ にだんきん
寄せ筋 ⇒ よせきん
2段筋、寄せ筋の詳細は下記が参考になります。
中吊り筋の間隔(あき)は、通常のあき寸法と同様に計算します。あき寸法の計算は下記が参考になります。
実際に中吊り筋の間隔を計算しましょう。下図をみてください。この距離が1段目と2段目の鉄筋のあき寸法です。
梁の主筋がD25で中吊り筋を配置したときの間隔を計算します。
鉄筋のあき寸法=25*1.5=37.5mm
です。よって
鉄筋重心位置=かぶり+あばら筋径+あき+中吊り筋径の半分
で算定されます。また有効せいとは、梁せいから鉄筋重心位置dtを引いた値です。計算例は下記が参考になります。
中吊り筋と2段筋は同じ意味です。2段目に配筋するから「2段筋(にだんきん)」、1段目から中吊り(ちゅうづり)して配筋するから(中吊り筋)といいます。
今回は中吊り筋について説明しました。中吊り筋は梁の1段目の主筋から吊って配置した鉄筋(主筋)です。
中吊り筋の間隔(あき)の計算、目的なども理解しましょう。また中吊り筋を「2段筋」ともいいます。下記も勉強しましょう。
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