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セメントは水と混ぜて60分後から化学反応を起こして、最大でも10時間経てば硬化が始まります(目安)。
セメントの硬化は強度の発現を意味します。普通ポルトランドセメントの場合、3日で12.5N/m㎡、7日で22.5N/m㎡、28日で42.5N/m㎡になることがJISで規定されています。
とはいえ、コンクリートを打設して2日目から人が歩ける程度の強度が確保できるでしょう(ただし4日目が望ましい)。また温度に応じてセメントの硬化時間が変わります。
今回はセメントの硬化時間、温度、夏と冬の違い、早め方について説明します。コンクリートの硬化時間など、下記も参考になります。
コンクリートの硬化時間とは?1分でわかる意味、固まる時間、温度、歩けるまでの時間
コンクリートの硬化時間を早めるには?1分でわかる方法、夏と冬の違い、硬化促進剤との関係
セメントは水と混ぜることで化学反応を起こし徐々に硬化を始めます。
JISによると水と混ぜて3日で12.5N/m㎡の強度が発現し、28日で42.5N/m㎡の強度となり、概ね硬化が完了します。
下表にポルトランドセメントの硬化時間と圧縮強度を示します。
品質項目 | JIS R 5210 | ||
普通ポルトランドセメント | |||
比表面積(cm2/g) | ≧2500 | ||
凝結 | 始発(min) | ≧60 | |
終結(h) | ≦10 | ||
安定性 | パット法 | 良 | |
ルシャテリエ法(mm) | ≦10 | ||
圧縮強さ(N/mm2) | 1日 | ― | |
3日 | ≧12.5 | ||
7日 | ≧22.5 | ||
28日 | ≧42.5 | ||
91日 | ― |
上表によると普通セメントの場合、最低でも強度発現まで3日必要です。とはいえ、実際は水とセメント混ぜて最大でも10時間後から硬化が始まります。
さらに2日目からは人が歩行できる程度強度は得られるでしょう(ただし、歩行は4日目からが望ましい)。
硬化時間の詳細は下記も参考になります。
コンクリートの硬化時間とは?1分でわかる意味、固まる時間、温度、歩けるまでの時間
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なお、セメントの硬化時間は温度が関係します。温度が低いと「ゆっくり硬化」するため、コンクリートの温度は2℃以上にする必要があります。
当然、冬の方が硬化しにくく、夏の方が硬化しやすいです。
セメントの硬化時間を早めるために、早強ポルトランドセメントを用いる方法があります。普通セメントと比べると、2日も早く強度が発現するセメントです。詳細は下記をご覧ください。
早強ポルトランドセメントとは?1分でわかる意味、読み方と記号、特徴、強度、メリット
今回はセメントの硬化時間について説明しました。セメントは水と混ぜると徐々に硬化を始めます。
水と混ぜて2日目から歩行できるまで強度が発現し、28日で概ね硬化が完了します。セメントはコンクリートの原料の1つです。
コンクリートの硬化時間とは?1分でわかる意味、固まる時間、温度、歩けるまでの時間
養生期間とは?1分でわかる意味、早強、冬の対応、圧縮強度との関係
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