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セメントとコンクリートの違いは?1分で分かる違い、使い方、強度、作り方

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セメントはコンクリートの原料の1つです。セメント・骨材(細骨材、粗骨材)・水を混ぜて養生し、硬化したものがコンクリートです。セメントは粉状ですが、硬化後のコンクリートは塊状です。また硬化前のコンクリートは粘性のある液状です。セメントには色々な種類があります。標準的なセメントは「普通ポルトランドセメント」ですが、用途に応じてセメントを使い分けます。今回はセメントとコンクリートの違い、使い方、強度、作り方について説明します。セメントの種類、モルタルやセメントペーストの違いは下記が参考になります。

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セメントとコンクリートの違いは?使い方、強度

セメントとはコンクリートの原料の1つです。セメント・骨材(細骨材、粗骨材)・水を混ぜて養生し、硬化したものがコンクリートです。


イメージしにくい人は「お好み焼きの粉=セメント」、「粉に野菜とかお肉を混ぜて固めた(焼き固めた)もの=コンクリート」と覚えても良いかもしれません。


また、セメントと水を混ぜたものを「セメントペースト」、セメントと水、細骨材を混ぜたものを「モルタル」といいます。下記に、セメントとコンクリートなどの違いを整理しました。


・セメント ⇒ 下記材料の原料。石灰石、粘土、けい石、酸化鉄、石こうを主原料とする

・セメントペースト ⇒ セメントと水を混ぜて硬化したもの

・モルタル ⇒ セメント、水、細骨材(砂)を混ぜて硬化したもの

・コンクリート ⇒ セメント、水、細骨材、粗骨材を混ぜて養生し硬化したもの


またセメントは「粉状」、硬化後のコンクリートは「塊状、板状(※型枠の形状により形が変わる)」です。硬化前のコンクリートは粘性のある液状です。


セメントとコンクリートの違いが分からなくなったら、セメントは「粉」でコンクリートは「塊、板」だったなと思い出してください。


さて、セメントには色々な種類があります。セメントの種類を下表に示します。

セメントの種類 記号 JIS
ポルトランドセメント 普通ポルトランドセメント N R5210
早強ポルトランドセメント H
超早強ポルトランドセメント UH
中庸熱ポルトランドセメント M
低熱ポルトランドセメント L
混合セメント 高炉セメントA種 BA R5211
高炉セメントB種 BB
高炉セメントC種 BC
シリカセメントA種 SA R5212
シリカセメントB種 SB
シリカセメントC種 SC
フライアッシュセメントA種 FA R5213
フライアッシュセメントB種 FB
フライアッシュセメントC種 FC

標準的なコンクリート工事では「普通ポルトランドセメント」を使います。特殊な要因がある場合(例えば、冬場の工事など)、各状況に適したセメントを用います。各セメントの特徴、強度は下記も参考になります。

セメントの種類は?特徴、成分、記号のまとめ

セメントとコンクリートの作り方

コンクリートは、セメント、細骨材(さいこつざい)、粗骨材(そこつざい)、水を練り混ぜ、所定の型枠に流し込み、強度が発現するまで養生して作ります。


「材料を混ぜるだけ」のように思いますが、そう単純ではありません。セメント、骨材、水の量や配合割合を間違えると、品質の劣るコンクリートになります。また、コンクリートの練り混ぜ、打設にも細かな規定があります。


コンクリートの標準的な作り方は下記の書籍が参考になるでしょう。

建築工事標準仕様書・同解説 5―JASS 5 2018 鉄筋コンクリート工事


またコンクリートの原材料となる「セメント」は、


・石灰石

・粘土

・けい石

・酸化鉄


を元に作ります。上記の原料を調合⇒焼成すると「クリンカー」とよぶ石のような塊ができます。これを粉砕し、さらに石こうを加えたものがセメントです。

まとめ

今回はセメントとコンクリートの違いについて説明しました。セメントはコンクリートの原料の1つです。セメント、骨材、水を混ぜて養生し、硬化したものがコンクリートです。覚え方として「セメントは粉」で「コンクリートは塊または板」と理解すれば忘れません。セメント、コンクリートには色々な種類があります。下記も勉強しましょうね。

セメントの種類は?特徴、成分、記号のまとめ

コンクリートの種類は?よくわかる7種類のコンクリートの特徴

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