この記事の要点
戸建て住宅の地盤改良で、従来のセメント改良が難しい敷地にイーゼットが使われることがある。回転圧入で施工できるため、狭小地でも対応しやすい。
支持力は杭先端の翼部で発揮されるため、先端が支持層に到達しているかの確認が重要だ。施工記録の電流値をチェックして支持層の確認をする手順を把握しておくと、監理で役立つ。
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イーゼットは旭化成建材株式会社による羽根付き鋼管杭です。
鋼管杭の多くは、回転埋設工法を採用します。
イーゼットも、回転埋設工法により施工し、支持力を得ます。
今回は、イーゼット工法の意味、支持力、施工方法、杭の長さ、羽根付き鋼管杭との関係について説明します。
※鋼管杭の意味は、下記が参考になります。
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イーゼットは、旭化成建材による羽根付き鋼管杭の1つです。羽根付き鋼管杭は、杭先端に杭本体の径より大きな羽根が付いています。この羽根が地盤を支え、比較的大きな支持力が得られます。
私が実際にイーゼット工法を利用して感じた特徴を下記に示します。
・敷地が狭い建物で活躍する
・引き抜き抵抗力が期待できる
一番の特徴は、狭い敷地で利用できることです。コンクリート径の杭に比べて、イーゼット工法の杭打機はコンパクトです。狭い敷地でも難なく打設可能なので、既存建築物や狭い敷地により、施工範囲が限られる現場で活躍します。
現場の施工範囲から、「今回は羽根付き鋼管杭が妥当」という場面が何度かありました。
また、イーゼットは羽根付き鋼管杭です。羽根が引き抜き方向にも高い支持力を示します。
杭の支持力は、概ね杭の有効断面積と支持力係数で決まります。イーゼットは、支持力係数が打ち込み杭と同等で、比較的高い値です。
杭径は細径なので、大きな支持力はとれませんが、住宅や事務所程度の建築物なら、対応可能です。
杭の支持力の計算式は、下記が参考になります。
極限支持力とは?1分でわかる意味、許容支持力との違い、求め方、安全率
イーゼットの施工は、回転埋設工法です。杭先端の羽根が、地盤を掘削可能な形状をしています。杭を回転させ、地盤を掘削しながら打設します。掘削と打設を同時に行えるので、排土がありません。※回転埋設工法の詳細は、下記も参考になります。
イーゼット工法の杭長は、杭本体径の130倍以下とします。
イーゼットは、羽根付き鋼管杭の1つです。羽根付き鋼管杭の工法は、イーゼットだけでなく
・G-ECSパイル
・つばさ杭
・NSエコパイル
など各メーカーの製品があります。
混同しやすい用語
イーゼットを整理した表を示します。
| 工法名 | メーカー | 特徴 |
|---|---|---|
| イーゼット | 旭化成建材 | 狭小地対応・引抜き抵抗大 |
| G-ECSパイル | 各メーカー | 羽根付き鋼管杭(回転埋設) |
| NSエコパイル | 新日鐵住金 | 羽根付き鋼管杭(回転埋設) |
今回はイーゼットについて説明しました。イーゼットの特徴など理解頂けたと思います。イーゼットは、羽根付き鋼管杭の1つです。施工範囲に制限のある、狭小建築物の基礎に活躍します。下記も併せて参考にしてくださいね。
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