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鋼管杭とは?特徴・施工方法と他の杭との比較

この記事の要点

鋼管杭とは、円形の鋼管を用いた杭で、材質はSTK材・SKK材を用います。

細径でも高い支持力を発揮できる反面、腐食対策が必要です。

施工方法は打撃・回転圧入・中掘りの3種あり、本記事では特徴・施工方法・各メーカーの種類を解説します。

敷地に硬い支持地盤が深いところにある場合、杭の選定で鋼管杭を検討することが多い。コンクリート杭との比較では、細径でも高い支持力を発揮できる反面、腐食対策が必要という特性がある。

施工方法は大きく打撃・回転圧入・中掘りの三種があり、振動・騒音規制や周辺環境によって使い分ける。設計段階で施工方法まで想定しておくと、コスト見積もりの精度が上がる。

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鋼管杭とは、鋼管を用いた杭です。鋼管とは、「円形の鋼管」を意味します。


鋼管杭に使う材質は、STK材、SKK材を用います。今回は、鋼管杭の意味、特徴、施工方法、各メーカーの種類について説明します。


※鋼を用いた杭を、鋼杭といいます。鋼管杭は、鋼杭の1つです。鋼杭は下記の記事が参考になります。

鋼杭とは?1分でわかる意味、読み方、種類、特徴、鋼管杭との違い

鋼管杭とは?

鋼管杭とは、鋼管を用いた杭です。単に「鋼管」というと、鋼材による円形の管を意味します。下図をみてください。これが鋼管です。

鋼管杭

※角形鋼管というと、四角形の鋼管を意味します。角形鋼管は下記の記事が参考になります。

冷間成形角形鋼管(コラム)とは|BCR・BCP・STKRの違いと柱材


鋼管の材質は、STK材やSKK材が利用されます。詳細は下記を参考にしてください。

STK400とは?一般構造用炭素鋼鋼管の規格・サイズとSTKNとの違い

skk400とは?1分でわかる意味、規格、ヤング係数、許容応力度、skk490との違い

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鋼管杭の特徴

鋼管杭の特徴を下記に整理しました(鋼管杭として一般的な、回転埋設杭を説明します)。


・高強度、高剛性(耐力が大きい、変形を小さくできる)

・小型重機で杭が打設できるので、敷地が狭い場合でも採用可能

・排土(廃棄物となる土)が無い

・杭径自体は細くても、先端羽根を大きくして支持力を高めることが可能

・先端羽根により、引抜き力に抵抗する

鋼管杭の施工方法

鋼管杭の施工方法は、


・打撃工法

・埋め込み工法

・中堀工法

・回転埋設工法


などがあります。上記の中でも、「回転埋設工法」が鋼管杭で特色のある方法です。


回転埋設杭は、杭先端の羽根を利用して、杭を回転させ掘り進めます。羽根を利用して掘り進めるので、排土が無い工法です。

鋼管杭のメーカー

鋼管杭のメーカーを下記に整理しました。


・工法:EAZET(イーゼット)、メーカー:旭化成建材

・工法:G-ECSパイル、メーカー:株式会社三誠

・工法:つばさ杭、メーカー:JFEスチール

・工法:NSエコパイル、メーカー:新日鉄住金


上記は、鋼管杭の工法として一般的な、回転埋設杭を扱う製品名と、メーカー名です。


上記の製品は、どれも良く使われます。EAZET(イーゼット)の詳細は下記をご覧ください。

イーゼットとは?羽根付き鋼管杭の支持力と施工方法


共通点は、鋼管杭の先端に羽根が付いており、この羽根で大きな支持力を確保していること、引抜力に抵抗します。


先端羽根の形状は、各社で工夫があります。杭の支持力係数、計算式など、メーカーごとに何が違うのか調べてみましょう。

鋼管杭を整理した表を示します。

工法・メーカー製品名特徴
旭化成建材EAZET(イーゼット)先端羽根付き回転埋設
JFEスチールつばさ杭引抜き力に抵抗
新日鉄住金NSエコパイル無排土工法

まとめ

今回は、鋼管杭について説明しました。鋼管杭は、鋼管を用いた杭です。円形の鋼管を用いると覚えてください。


鋼管杭を用いた工法は、先端羽根付きの回転埋設杭が一般的です。また、鋼管杭の材質は、STK材かSKK材が一般的です。

STK400とは?一般構造用炭素鋼鋼管の規格・サイズとSTKNとの違い

skk400とは?1分でわかる意味、規格、ヤング係数、許容応力度、skk490との違い

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ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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