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土被り圧(どかぶりあつ)とは、地中のある面に対して、それより上にある土の単位面積当たりの重量です。
土被り圧=土の単位体積重量×地盤深さで計算できます。単に、土の単位面積当たりの重量と考えても良いですね。
基礎構造の計算などに用います。今回は土被り圧の意味、読み方、計算と公式、地下水位がある場合の土被り圧について説明します。
関係用語として下記も勉強しましょう。
土被り圧(どかぶりあつ)とは、地中のある面に対して、それより上にある土の単位面積当たりの重量(※厳密には土の有効応力をいう)です。
有効応力の詳細は下記が参考になります。
下図をみてください。これが土被り圧です。
地中のAという面に作用する土被り圧は、土の単位体積重量γ×地上から面Aまでの高さで算定できます。
なお土被り圧は、基礎構造の設計などで算定します。このとき地上から基礎下端までの距離を基礎底といいます。基礎底の詳細は下記が参考になります。
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土被り圧は「どかぶりあつ」と読みます。関係用語の読み方を下記に示します。
根切り ⇒ ねぎり
基礎底 ⇒ きそぞこ
有効応力 ⇒ ゆうこうおうりょく
間隙水圧 ⇒ かんげきすいあつ
根切りとは?1分でわかる意味、山留、埋戻し、根切り深さとの関係i>
土被り圧σの計算は下記の公式を使います。
σ=γ×z
γは土の単位体積重量、zは地上から作用面までの距離です。例として下図のA面に作用する土被り圧σを求めてください。
単位体積重量が18kN/m3、地上からA面までの距離zは3mです。よって土被り圧σは、
σ=18×3=54kN/㎡
です。なお土の単位体積重量は、土質の種類で変わります。詳細は下記をご覧ください。
地下水位がある場合、水の浮力を考慮して土被り圧を算定します。
浮力は上向きの力です。一方、土被り圧は下向きの力ですから、あらかじめ水の単位体積重量を引いた値を用います。
浮力の詳細は下記をご覧ください。
浮力とは?1分でわかる意味、原理、公式、体積、単位、重力との関係
公式は下記の通りです。
σ= (γ-γw)×z
γwは水の単位体積重量です。下図をみてください。
地面のすぐ下に地下水位があるとします。A面に作用する土被り圧を算定しましょう。水の単位体積重量=10kN/m3とします。
σ= (γ-γw)×z=(18-10)×3=24kN/㎡
です。では下図のA面に作用する土被り圧を算定してください。
地下水位は地上より2m深い位置からでています。地下水位からA面まで2mです。よって土被り圧は
σ=γ×z+(γ-γw)×z=18×2+(18-10)×2=36+16=52kN/㎡
です。
今回は土被り圧について説明しました。土被り圧とは、簡単に言えば「ある面に作用する、ある面より上にある土の重量」です。
土被り圧は単位面積当たりの重量で表します。よって、土の単位体積重量×地上からある面までの距離をかけて計算します。
地下水位のある場合に計算式が変わるので注意しましょう。下記も参考にしてくださいね。
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