この記事の要点
地盤調査報告書は地盤調査の結果をまとめた報告書で、土質柱状図のN値・支持層深度・地層の種類を読み取り、確認申請にも必要な基礎設計の根拠資料となる。
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地盤調査報告書とは、ある土地の地盤調査を行った結果をまとめた報告書です。土地の地形、地学的な状況、地盤調査を行った結果、考察、調査写真など色々と書いてあります。今回は地盤調査報告書の意味、読み方、見方、確認申請との関係、考察の読み方について説明します。なお、地盤調査にはボーリング調査、孔内水平載荷試験などがあります。下記が参考になります。
標準貫入試験とは?1分でわかる意味、打撃回数とn値の関係、試料の種類
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地盤調査報告書とは、地盤調査を行った結果をまとめた報告書です。試験内容により、報告書の中身は違いますが、概ね下記のことが書いてあります。
設計では、特に調査結果、考察の部分を読みます。基礎検討に影響するからです。ボーリング調査では、地盤の強さ(N値)を調べます。N値の大きさ、N値が高い地層の深度はどの程度かなど、地盤調査報告書で読み取ります。N値がわかる図を、土質柱状図といいます。詳細は下記の記事が参考になります。
基礎工事は、コストや安全性に大きく影響する工事です。それらを判断する地盤調査報告書は必須です。
なお、地盤調査には標準貫入試験や孔内水平載荷試験などがあります。下記が参考になります。
標準貫入試験とは?1分でわかる意味、打撃回数とn値の関係、試料の種類
地盤調査報告書は、「じばんちょうさほうこくしょ」と読みます。
地盤調査報告書をみるとき、まず土質柱状図をみつけてください。この図から、
などを読みます。
次に考察を読むといいですね。調査結果の考察では、基礎設計の留意点などが明記されています。
地盤調査報告書は、構造図書が必要な場合、確認申請に必要です。構造図の1つとして、土質柱状図は必ず提出します。また、構造計算書の一部として地盤調査報告書を提出します。
審査する側は、基礎工法の妥当性、地盤調査報告書と基礎計算、基礎図面の整合性を確認します。
地盤調査報告書には、調査結果の考察が書いてあります。考察は必ず読んでみましょう。例えば、ボーリング調査の考察を読むと、基礎工法の選定に関するコメントも描いてあります。また、どの地層が支持層として適切か、専門家の知見が述べられています。基礎設計で参考になるでしょう。
混同しやすい用語
土質柱状図
地盤調査報告書に含まれる図の一つで、深度ごとのN値・地層の種類・支持層深度を示します。報告書全体ではなく、あくまで調査結果を図示した部分です。
地質調査報告書
地質学的観点から地形や地層の成り立ちを調べた報告書です。地盤調査報告書は主に構造設計用にN値・地耐力を求めることを目的とする点が異なります。
地盤調査報告書を整理した表を示します。
| 確認事項 | 内容 | 設計上の利用 |
|---|---|---|
| 土質柱状図 | N値・地層の種類・支持層深度を図示 | 基礎工法の選定根拠 |
| 調査結果の考察 | 基礎工法の留意点・支持層の評価 | 基礎設計の判断材料 |
| 確認申請との関係 | 構造図書として提出が必要 | 基礎計算・基礎図面との整合確認 |
今回は地盤調査報告書について説明しました。意味が理解頂けたと思います。地盤調査報告書は、地盤調査を行った結果をまとめた報告書です。基礎工事は、コストと安全性に大きく影響します。適切な安全性とコストを求めたい方は、必ず地盤調査を行いましょう。地盤調査報告書の見方は難しいですよね。下記の記事も参考にしてみましょう。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
地盤調査報告書は「土質柱状図でN値や支持層深度を読み取る」ことと、確認申請との関係が問われやすい。考察の内容が基礎工法選定に直結する点も押さえよう。