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これから新築住宅を建てるとき、『ボーリング調査』をされた方もいるかと思います。ボーリング調査は、地盤の状況を調べることが目的です。
地盤の状況とは、地盤の種類や強度、水位などです。加えて、土質試験を行えば土の粒子の大きさ、土質強度、液状化の判断等も行います。
以上のように、ボーリング調査を一式行った結果を図面に表したものが『土質柱状図』です。土質柱状図は、建物の基礎設計を行うとき重要な図面です。
ボーリング調査、土質試験の意味は下記が参考になります。
ボーリング調査ってなに?すぐに分かるボーリング調査と標準貫入試験
土質試験とは?1分でわかる意味、方法、一覧、種類、三軸圧縮試験
例えば、あなたの土地をボーリング調査しなければ、一体どの深さを基礎の位置にすれば良いのかわかりません。極端なことを言うと、一見強固な地盤のように思っても、数メートル下には沼のように悪い地盤が続くかもしれません。
これはボーリング調査をしなければ分かりません。繰り返しになりますが、土質柱状図は重要な図面です。
土質柱状図を詳しくひも解きましょう。一般の方が見ても良くわからない図面に見えます。しかし、ポイントは1つだけ。
N値を確認することです。土質柱状図はN値の確認とも言えます。Nは、折れ線グラフの横に描いてある数字です。例えば10と書いてあれば、N値=10と読めます。機会があれば、担当者にN値はいくつですか? と聞いてみましょう。『えっ』と驚くかもしれません。N値の詳細は下記をご覧ください。
n値とは?1分でわかる意味、目安、求め方、地盤、n値40や50の地耐力
次に重要なことは、土質の種類です。これは、左側に名称として書いてあります。例えば、『砂質土』とか『粘土』のように。砂質土、粘土の意味は下記が参考になります。
砂質土とは?1分でわかる意味、読み方、特徴、内部摩擦角、n値との関係
粘性土とは?1分でわかる意味、読み方、特徴、液状化、内部摩擦角
N値が大きいということは、強い地盤を意味します。強い地盤なら、基礎を小さくできます。基礎を小さくできれば、工事を安く抑えることができるのです。
今回は、土質柱状図についてまとめました。一般の方なら、おおまかにN値がどうか、土質の種類がどうか確認しましょう。下記も参考にしてくださいね。
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