この記事の要点
下地材とは、壁・屋根・天井・床などの仕上げ材を支えるための構造部材の総称で、胴縁・母屋・根太などが代表的な例として挙げられる。
木造では木材の胴縁・母屋が一般的で、鉄骨造では軽量形鋼(Cチャンネル等)の下地が多く使われる。
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下地材とは、壁や天井、屋根材、床材を支える(取り付けるための)構造部材です。天井材は強度が小さいですが、下地材を設けることで広い範囲に天井材を取り付けることが可能です。今回は下地材の意味、種類、寸法、間隔について説明します。
下地材の例として、胴縁や母屋があります。下記の記事が参考になります。
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下地材とは、壁や天井、屋根材、床材を取り付けるための構造部材です。下図をみてください。壁としてサイディングを張り付けるとき、下地材が必要です。サイディングだけでは強度が低いからです。下地材(胴縁)を所定の間隔に設け、下地材にサイディングを留め、壁の変形やひび割れなどを抑えます。
下地材の種類として下記があります。
木下地
軽量鉄骨下地
lgs
木造建築では、下地材として木部材を使います。柱や梁に比べて小さいです。鉄骨造では、壁の下地材として軽量鉄骨下地を用います。主に、リップ溝形鋼という種類です。リップ溝形鋼の意味は、下記が参考になります。
間仕切り壁(内壁)の下地材は、LGSを用います。前述した軽量鉄骨下地に比べ、さらに小さく耐力も低いです。間仕切り壁の詳細は、下記が参考になります。
間仕切りとは?1分でわかる意味、読み方、建築物、lgsとの関係
また、壁の下地材を胴縁、屋根の下地材を母屋といいます。胴縁、母屋の意味は下記が参考になります。
なお、鉄筋コンクリート造の壁(RC壁)は、それ自体の耐力が大きいので、下地材は不要です。
下地材の間隔は、300mm、450mm、600 mm、900mmが一般的です。壁や天井材の耐力が高ければ、下地材の間隔は大きくても良いです。壁の耐力や構造性能が低ければ、細かく下地材を入れます。
下地材の間隔は、下記の記事も参考になります。
下地材の寸法は、使用箇所(壁、屋根、天井、床)に応じて異なります。作用する荷重の大きさが違うからです。例えば胴縁の寸法は、
木造 30~60mm
鉄骨造 C-100x50x20x2.3
などです。
混同しやすい用語
胴縁(どうぶち)
壁の仕上げ材(外装・内装ボード)を取り付けるための水平または垂直方向の細長い下地部材。木材または軽量形鋼が使われる。
母屋に対して、胴縁は「壁面の仕上げ材を支える下地」であり、母屋は「屋根面の仕上げ材(屋根材)を支える下地」である点が異なる。
母屋(もや)
屋根の仕上げ材(屋根材)を支えるための横架材。屋根勾配方向に対して直交する方向に架け渡される下地部材。
胴縁に対して、母屋は「屋根面専用の下地」であり、胴縁は「壁面専用の下地」である点が異なる。両者とも「仕上げ材を支える下地材」という点は共通する。
下地材を整理した表を示します。
| 下地材の名称 | 設置箇所 | 主な材料 |
|---|---|---|
| 胴縁(どうぶち) | 壁面 | 木材・軽量形鋼 |
| 母屋(もや) | 屋根面 | 木材・形鋼 |
| LGS(軽量鉄骨) | 間仕切り壁 | リップ溝形鋼 |
今回は下地材について説明しました。意味が理解頂けたと思います。下地材は、壁や屋根材、天井材、床材を支える構造部材です。下地材の種類を理解しましょう。代表的な下地材として、胴縁、母屋の意味も覚えましょうね。下記が参考になります。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
建築士試験では、胴縁・母屋・根太・垂木など各下地材の名称と設置箇所(壁・屋根・床・天井)の対応が出題されやすい。
「どの面を支えるか」で各部材名を整理すると、選択肢の正誤判断がしやすくなる(壁=胴縁、屋根=母屋・垂木、床=根太、天井=野縁)。