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母屋とは何でしょうか。答えを先に言います。母屋とは屋根材の下地になる部材のこと。つまり「屋根を直接張る部材」です。ただし鉄骨造と木造で母屋の使い方が若干違っていて、木造の場合は垂木が屋根材の下地で、垂木を受ける部材が母屋です。今回は、母屋の役割と意味、鉄骨造と木造で使われる母屋の違いについて説明します。
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母屋は屋根荷重を支える部材、と考えてください。屋根荷重とは、例えば屋根材や屋根を受ける梁そのもの、天井や照明などの雑荷重を含みます。場合によっては、積雪荷重や施工時荷重も屋根荷重として考慮します(短期)。
母屋の割り付け(ピッチ)は、900や600毎に配置することが一般的です。なぜ、半端な寸法かというと、日本では尺貫法が一般的で現在のメートル法換算で606、910になるのです。これを丸めて、900や600としています。
実は鉄骨造と木造では母屋の使い方がやや違います。鉄骨造の場合、屋根材の下地が母屋です。例えば鋼板屋根の場合、鋼板は板なのでそのままではペラペラなので、風で飛んでしまいます。
ですから鋼板を母屋に留めて固定するのです。母屋は屋根自重、積雪、施工時荷重、風荷重等に耐えるよう設計します。屋根材を母屋に留めて、母屋は小梁に固定します。
鉄骨母屋は主に「Cチャンネル(シーチャンネル)」とよばれる部材が使われます。略して「シーチャン」と言います。
一方、木造屋根は、屋根を垂木で受けます。その垂木を母屋で支えるのです。下図は、上記を断面図で表したもの。
母屋は屋根を支える部材です。鉄骨造と木造では母屋の使い方が僅かに違うこと、割り付けが600や900と中途半端な寸法になることも知識として覚えてくださいね。
また、下記も母屋と同様に、仕上げ材の外壁となる部材です。併せて参考にしてくださいね。
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