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SRCやCFT構造の場合、注意する点の1つがダイアフラムに孔が空くことです。
なぜか?
それは、ダイアフラムは、梁端部の負曲げを伝達する重要な部材だからです。ダイアフラムと角型鋼管でつくられた部分をパネルゾーンとか、仕口と言います。
さて、ダイアフラムに穴が開くケースはいくつかあります。その1つが溶融亜鉛メッキのガス抜き孔です。外部に露出する柱では、錆びないように溶融亜鉛メッキを施します。「どぶ浸け」と言うのですが、これは柱を亜鉛の中に浸けることから、そうよばれています。
亜鉛の比重と鉄の比重を比較すると、7.2;7.8のように亜鉛の方が軽いですが、角型鋼管をダイアフラムで塞いだ状態では、中空内の空気が浮力となって浸からないのです。
これを無理やり浸けようとすれば、中の空気破裂する恐れもあって危険です。
亜鉛メッキの孔以外にもダイアフラムに孔を空ける場合があります。それがSRCやCFT構造のように、鋼管内部にコンクリートを注入する場合です。例えば、1階~2階にコンクリートを注入するなら、当然、2階梁端部のダイアフラムには孔が空きます。
それも亜鉛メッキ孔とは比較にならないほど大きく、200㎜程度となるでしょう(亜鉛メッキ孔は30mmくらい)
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ダイアフラムに穴が開いた場合の検討方法は簡単です。梁フランジの全強(強度×フランジ断面積)を、孔が空いたダイアフラムに伝達出来ればよいのですから。
適合性判定や確認申請でも指摘される項目ですから、注意したいですね。
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