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ガセットプレートをご存じでしょうか。鉄骨梁の接合部材としてよく耳にしますよね。図面上では省略して「GPL」という描き方をします。今回は、そんなガセットプレートの意味と、目的について説明します。
ガセットプレートに似た用語で、添え板、ブラケット、スチフナーなどがあります。詳細は、下記の記事が参考になります。
添え板とは?1分でわかる意味、厚み、材質、記号、ガセットプレートとの違い
ブラケットとは?1分でわかる意味、建築、鉄骨、仕口部との関係
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下図をみてください。これは、大梁に対して直交する小梁がピン接合されています。※ピン接合については下記の記事が参考になります。
ガセットプレートは、「GPL-6」と示している、小梁と大梁を接合するプレートのことです。
小梁のウェブに取り付け高力ボルトで留めます。さらに、大梁に対して隅肉溶接を行い接合します。ちなみにガセットプレートの反対側にあるプレートは「リブプレート」です。
リブプレート(スチフナー)の意味は下記が参考になります。
建築のリブとは?1分でわかる意味、鉄骨、鋼材、デッキとの関係、リブ
ガセットプレートの形状は、様々ですが注意するのは下記の2点です。
ガセットプレートはせん断力を伝達するので、切り欠きや、小さいせいにはできません。また複雑な形状にならないよう施工性に配慮した形状とします。
ガセットプレートは小梁と大梁を接合する目的で取り付けられます。但し、小梁はピン接合のため両端に曲げは発生しません。よって、ガセットプレートはせん断力のみ伝達します。ダイアフラムのように、曲げモーメントを伝達する必要もないので、プレート厚も必要最小限です。
※ダイアフラムに関しては下記の記事が参考になります。
ガセットプレートの厚みは簡単に決めることができます。小梁のウェブ厚と同等以上にするのです。例えば小梁が下記の断面としましょう。
このとき、小梁と大梁に接合するガセットプレートは6.0mmとします。ガセットプレートはせん断力を伝達しますが、いちいち計算で厚みを決定することはありません。小梁のウェブ厚と同等以上にすれば、小梁断面がOKなら必然的にガセットプレートも問題ないからです。
今回は、ガセットプレートについて説明しました。主にピン接合の部分に用いて、ガセットプレートは鉄骨造に必要不可欠な接合部材です。ガセットプレートの厚みや目的について覚えておきましょう。
似た用語の添え板、ブラケットの意味も勉強しましょうね。
添え板とは?1分でわかる意味、厚み、材質、記号、ガセットプレートとの違い
ブラケットとは?1分でわかる意味、建築、鉄骨、仕口部との関係
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