1. HOME > 鋼構造の基礎 > スカラップとは何か?スカラップに関する3つのTIPs

スカラップとは何か?スカラップに関する3つのTIPs

鉄骨造で溶接を行う時、梁のフランジ近くに切り欠いた孔がみつかると思います。これをスカラップと呼びます。


こちらは僕も1冊持っている鋼構造の本です。内容が分かりやすく、学生と実務初心者にもおすすめです。わかりやすい鉄骨の構造設計

スカラップは溶接線が交差する場合(十字にプレートを溶接する等)に設けます。これは、どちらかの溶接を通す必要があるからです。


昔はスカラップを設けることで施工性が良く、しかも応力集中を分散できる、という意見もあって一般的に用いられてきました。


しかし、どうもそれは全くの間違いで、スカラップを設けないほうが応力も分散できるし変形性能も向上することが分かってきました。これをノンスカラップ工法と言います。


また、従来のスカラップ工法を、応力集中を起こさない工夫を施した改良型スカラップもあります。


今回は、そんなスカラップに関する3つのポイント(TIPs)を紹介します。


1.従来型スカラップではスカラップ底を起点とする梁フランジの破断が71%

従来型スカラップでは、スカラップ底を起点とする梁フランジの破断が71%を占めました。これにより、早期脆性破壊の一因がスカラップにあることが分かっています。


2.複合円型スカラップではスカラップ底を起点とする梁フランジの破断が40%

スカラップ形状を複合円(楕円のような形。2つの円を組み合わせた形状)としたスカラップの場合、梁フランジの破断は40%を占めます。


3.改良型スカラップではスカラップ底を起点とする梁フランジの破断が9%

改良型スカラップでは、梁フランジの破断が9%のみとなっています。ノンスカラップ工法が、スカラップ底を起点とする破断を回避できている一方で、改良型スカラップ工法も高い効果を示しています。

▼この記事を今すぐSNSでシェアする▼


▼こちらも人気の記事です▼

▼人気の記事ベスト3▼

▼いつでも構造力学の問題が解ける!▼

構造ウェブ問題集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

スポンサーリンク

検索

カスタム検索

プロフィール

おすすめ特集

note始めました 構造ウェブ問題集

人気の記事ベスト3

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

同じカテゴリの記事一覧

  1. HOME > 鋼構造の基礎 > スカラップとは何か?スカラップに関する3つのTIPs