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へりあき寸法とは、ボルト中心から部材軸直交方向の縁までの距離です。応力直交方向の縁端距離ともいいます。似た用語に「はしあき(端空き)」があります。はしあき寸法は、ボルト中心から被接合材軸方向の端までの距離です。はしあき寸法を応力方向の縁端距離といいます。今回はへりあき寸法の意味、杭、ボルト、アンカーボルトとの関係について説明します。ボルトの最小縁端距離、杭のへりあきは、下記も参考になります。
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へりあき寸法とは、ボルト中心から部材軸直交方向の縁までの距離です。下図をみてください。これがへりあき寸法です。応力直交方向の縁端距離ともいいます。
また、ボルト中心から被接合材軸方向の端までの距離を「はしあき寸法(端空き寸法)」といいます。応力方向の縁端距離ともいいます。
へりあき寸法、はしあき寸法共に、短すぎると破断耐力および降伏耐力の低下につながります。よって、最小縁端距離(さいしょうえんたんきょり)が規定されています。へりあき寸法は、最小縁端距離以上とします。下表に最小縁端距離を示しました。
ファスナ径(mm) | 縁端の種類 | |
せん断縁・手動ガス切断縁 | 圧延縁・自動ガス切断縁・のこ引き縁・機械仕上縁 | |
10 | 18 | 16 |
12 | 22 | 18 |
16 | 28 | 22 |
20 | 34 | 26 |
22 | 38 | 28 |
24 | 44 | 32 |
27 | 49 | 36 |
30 | 54 | 40 |
実務では「へりあき寸法を40mm」とすることが多いです。
アンカーボルトの場合、アンカーボルトの中心からベースプレート端までの「へりあき寸法」が上表の最小縁端距離を満足するよう設定します。ただし、アンカーボルトのへりあき寸法は「基礎柱の鉄筋」と干渉しないよう、上表より大きめにするとよいでしょう。
アンカーボルトの詳細は下記が参考になります。
アンカーボルトってなに?アンカーボルトの目的と規格、サイズ、種類
下図に杭とフーチングの関係を示しました。杭の中心からフーチング端までの距離を「へりあき寸法」ともいいます。適切なへりあき寸法が確保されていないと、杭のパンチングに対する耐力に注意が必要です。
杭のへりあき寸法は下記もご覧ください。
今回はへりあき寸法について説明しました。へりあき寸法とは、ボルト中心から部材軸直交方向の端までの距離です。応力直交方向の縁端距離ともいいます。似た用語に「はしあき寸法」があります。両方の意味を理解しましょう。下記も併せて勉強しましょうね。
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