この記事の要点
軸径とはボルト軸部の直径のことで、高力ボルト・中ボルトでは呼び径と同じ値になるが、アンカーボルトでは呼び径と軸径が異なる場合がある。
軸径は常に孔径より小さく、両者の差(クリアランス)はボルトの種類(摩擦接合・支圧接合)と接合方法によって規定値が異なる。
この記事では、軸径とは何か、孔径とどう違うのか、ボルト規格とは何か、軸径はどう読むのかを整理します。
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軸径とはボルト軸の径のことです。
高力ボルトは、呼び径に対して軸径も同じ値です。
なお、アンカーボルト(ABR)は呼び径と軸径が変わります。
今回は軸径の意味、読み方、孔径との違い、軸径の規格について説明します。
※呼び径、高力ボルト、中ボルト、アンカーボルトの意味は、下記の記事が参考になります。
呼び径(よびけい)とは?内径・外径との違い・φとA呼称の関係
高力ボルトとは?読み方・種類(F10T・S10T)・規格・摩擦接合の特徴
中ボルトとは?1分でわかる意味、規格、強度区分、戻り止め、高力ボルト
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軸径とは、ボルト軸の径のことです。下図をみてください。ボルトの絵を描きました。この部分が「軸径」です。
高力ボルト、中ボルトは、軸径と呼び径は同じ値です。呼び径とは、ボルトや管の外形または内径を表す言い方です。※呼び径の意味は下記の記事が参考になります。
呼び径(よびけい)とは?内径・外径との違い・φとA呼称の関係
軸径が16mmのボルトの場合、呼び径はM16です。※高力ボルト、中ボルトは下記の記事が参考になります。
中ボルトとは?1分でわかる意味、規格、強度区分、戻り止め、高力ボルト
ただし、ABR材というアンカーボルトの呼び径は、軸径の値と違います。例えばM16の軸径は14.54mmです。M16の「16」は、ねじ部の径を意味します。※アンカーボルトの規格と特徴は下記の記事が参考になります。
アンカーボルトとは?柱脚と基礎をつなぐ役割・種類・施工注意点
軸径は、「じくけい」と読みます。関係用語の読み方は下記です。
呼び径 よびけい
孔径 あなけい
ボルト軸断面積 ぼるとじくだんめんせき
軸径と孔径の違いを下記に示します。
軸径 ⇒ ボルトの軸部の径
孔径 ⇒ ボルト軸が通る孔の径
下図をみてください。ボルト軸径に対して孔径が大きくないと、ボルトが通りません。
また、軸径と孔径の関係は、高力ボルト、中ボルト、アンカーボルトで違います。下記に整理しました。
高力ボルト 孔径=軸径+2mm以下
中ボルト 孔径=軸径+1mm以下
アンカーボルト 孔径=軸径+5mm以下
中ボルトの孔径は、軸径+1mm以下とします。これは、中ボルトが支圧接合のためです。※支圧接合の意味は、下記の記事が参考になります。
高力ボルトの、軸径の規格は下記です。
※下記の記事も参考になります。
高力ボルトとは?読み方・種類(F10T・S10T)・規格・摩擦接合の特徴
中ボルトとは?1分でわかる意味、規格、強度区分、戻り止め、高力ボルト
アンカーボルトの軸径の規格は下記です。
混同しやすい用語
軸径
ボルト軸(本体の円柱部分)の直径。
高力ボルト・中ボルトでは呼び径と同じ値になる。
アンカーボルトでは呼び径と軸径が一致しないこともある。
孔径に対して、軸径は「ボルト自体の径」であり、孔径は「ボルトを通すための穴の径」である点が異なる。
軸径は必ず孔径より小さくなる。
呼び径
ボルトや鋼管などの規格上の呼び(名目上の寸法)。
高力ボルト・中ボルトでは呼び径=軸径となるが、アンカーボルトでは異なることがある。
軸径に対して、呼び径は「JIS規格上の名目寸法(カタログ上の表示値)」であり、軸径は「実際のボルト軸の物理的な直径」を指す点が異なる。
多くの場合は同じ値だが、アンカーボルト等では区別が必要。
軸径を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 高力ボルト・中ボルト | 軸径=呼び径 | 孔径は軸径+2mm以下(高力)・+1mm以下(中) |
| アンカーボルト(ABR) | 軸径≠呼び径(例:M16の軸径は14.54mm) | 孔径は軸径+5mm以下 |
| 共通ルール | 軸径は常に孔径より小さい | クリアランスはボルト種別・接合方法で異なる |
今回は軸径について説明しました。
意味が理解頂けたと思います。
軸径は、ボルトなどの軸部の径です。
高力ボルト、中ボルトでは呼び径と軸径の大きさは同じです。
アンカーボルトは、呼び径と軸径が違うこともあるので注意してくださいね。
下記の記事も併せて参考にしてくださいね。
高力ボルトとは?読み方・種類(F10T・S10T)・規格・摩擦接合の特徴
呼び径(よびけい)とは?内径・外径との違い・φとA呼称の関係
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