この記事の要点
軽溝形鋼(C形・板厚薄い)は外装材の受け部材に使われ、溝形鋼(コ形・板厚厚い)はブレースや小梁などの主要部材に使われる。
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軽溝形鋼と溝形鋼の大きな違いは「形状、板厚、断面性能」です。
下図に軽溝形鋼と溝形鋼の違いを示します。
下図の通り、軽溝形鋼の形状はローマ字の「C」の形で、溝形鋼の形状はカタカナの「コ」を反転させた形に似ていますね。
また、軽溝形鋼は板厚が薄く(2.3mm、3.2mmなど)、溝形鋼は板厚が大きい(4mm超)ので、断面性能を比較すると「溝形鋼の方が軽溝形鋼より断面二次モーメント、断面係数などが大きな値」となります。
以上の違いより、軽溝形鋼と溝形鋼では使い方が明確に分けられており、一般的な鉄骨造において軽溝形鋼は外装材の受け部材として用いる程度です。一方で、溝形鋼は断面性能が大きいため、ブレースや小梁、ときには大梁など主要な部材として用います。
・軽溝形鋼 ⇒ 母屋、胴縁などの外装材の受け部材として用いることが多い。また、大手ハウスメーカーの2~3階建てアパートの主要部材に採用される
・溝形鋼 ⇒ 一般的な鉄骨造の二次部材、ブレースなどに用いる
溝形鋼の規格、化学成分は下図の通りです。
軽量溝形鋼の規格、化学成分を下図に示します。
混同しやすい用語
リップ溝形鋼(Cチャンネル)
リップ溝形鋼は軽溝形鋼の一種でフランジ先端にリップ(折り返し)が付いた形状であるのに対して、軽溝形鋼はリップのないC字断面を含む総称である。
軽溝形鋼と溝形鋼の違いを整理した表を示します。
| 項目 | 軽溝形鋼 | 溝形鋼 |
|---|---|---|
| 断面形状 | C形 | コ形(反転) |
| 板厚 | 薄い(2.3~3.2mm) | 厚い(4mm超) |
| 主な用途 | 母屋・胴縁など外装材受け | 二次部材・ブレース |
今回は軽溝形鋼と溝形鋼の違いについて説明しました。
軽溝形鋼と溝形鋼の大きな違いは「形状、板厚、断面性能」です。
軽溝形鋼は板厚が薄いので外装材の受け部材として用いることが多いです。
溝形鋼は板厚があついので、ブレース材や小梁などに用います。
軽溝形鋼、溝形鋼の詳細は下記が参考になります。
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試験での問われ方|管理人の一言
建築士試験では軽量形鋼(軽溝形鋼)と重量形鋼(溝形鋼)の用途の違いが問われる。
軽溝形鋼は母屋・胴縁など外装材の受け材、溝形鋼は二次部材・ブレースに使うという使い分けを覚えておくこと。(一級建築士 頻出:軽量形鋼(母屋・胴縁等)と重量形鋼(二次部材・ブレース等)の用途の違いが繰り返し出題)