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溝形断面とは、カタカナの「コ」に似た形状です。チャンネル材ともいいます。溝形断面と似たものに、リップ溝形断面があります。今回は溝形断面の意味、特徴、規格、材質、強度について説明します。溝形断面の鋼材を、溝形鋼といいます。溝形鋼の規格は下記が参考になります。
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溝形断面とは、カタカナの「コ」に似た形状です。下図をみてください。これが溝形断面です。
2枚のフランジと1枚のウェブで構成される断面です。H形断面を半分に切った形にみえますね。フランジ、ウェブ、H形断面の意味は、下記が参考になります。
H形鋼とは?1分でわかる意味、規格、寸法、重量、断面係数、材質、用途
溝形断面の鋼材に、溝形鋼があります。溝形鋼は、主に二次部材として使います。二次部材の意味は下記をご覧ください。
二次部材とは?1分でわかる意味、小梁の設計例、構造計算との関係
溝形断面は、強軸と弱軸があります。小梁などの二次部材に使う場合、「座屈」に注意します。弱軸方向の断面二次半径が、強軸に比べて極端に小さいです。強軸、弱軸の意味は下記が参考になります。
また、弱軸方向の断面係数、断面二次モーメントが小さいので、弱軸方向に曲げモーメントが生じる場合、注意が必要です。
他の形鋼に比べてシンプルな形状なので、接合部を造りやすいメリットがあります。
溝形断面の材質は、SS400が一般的です。SS400の意味、規格は下記が参考になります。
ss400とは?1分でわかる意味、規格、密度、成分、板厚、フラットバー
溝形鋼、リップ溝形鋼などの規格は、下記が参考になります。
溝形断面を用いた鋼材(溝形鋼)の強度は、引張強度で400N/m㎡、降伏強度で235N/m㎡が一般的です。主に二次部材に用いるため、そこまで大きな力は作用しません。よって、高強度の鋼材を使いません。
今回は溝形断面について説明しました。意味が理解頂けたと思います。溝形断面は、カタカナの「コ」に似た形状です。強軸と弱軸があります。弱軸方向の断面性能が極端に低いので、座屈に注意しましょう。下記の記事も勉強しましょうね。
リップ溝形鋼とcチャンネルの違いは?1分でわかる意味、読み方、使い方、規格
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