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sm490の許容応力度は?

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Sm490の許容応力度を下記に示します。鋼材の許容応力度は材質の種類よりも、400N級と490N級の違い、板厚により値が変わります。標準的な板厚(t≦40mm)のSm490の許容応力度は下記の通りです。


・Sm490の許容引張応力度(短期) ⇒ 325N/mm2

・Sm490の許容引張応力度(長期) ⇒ 216N/mm2

・Sm490の許容せん断応力度(短期) ⇒ 187 N/mm2

・Sm490の許容せん断応力度(長期) ⇒ 125N/mm2

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記事を書いた人

ハナダユキヒロ/建築学生が学ぶ「構造力学」

難解な構造力学、建築構造の用語を分かりやすく解説する専門家。高等専門学校在学中から建築学生が学ぶ「構造力学」を運営。その後、国立大学大学院⇒組織設計事務所⇒弊サイト運営に従事している。

著書:「わかる構造力学/工学社」、「わかる構造力学 改訂版/工学社」

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なお、Sm490の許容曲げ応力度、許容圧縮応力度は下記の計算式等により求めます。


Sm490の許容曲げ応力度、許容圧縮応力度


Fは許容圧縮応力度、λは細長比、Λは限界細長比、νは1.5+0.667×(λ/Λ)2です。限界細長比Λは下式で計算します。


限界細長比Λ

(※√は{}内の値にかかっています)


複雑な式ですが、実務では、いちいち計算しません。上式は細長比が決まれば、値が決定します。部材の細長比を算定すれば、早見表で許容圧縮応力度を読むだけです。


許容曲げ応力度は下記の2式の大きい値を採用してよいです。


Fb1=1-0.4{ (lb/i)^2/CΛ^2}

Fb2=89000/(lbh/Af)


Fb1、Fb2は許容曲げ応力度、lbは部材の座屈長さ、iは断面二次半径、Cは許容曲げ応力度の補正係数、Λ=√(π^2E/0.6F)です。Hは梁せい、Afはフランジの断面積です(Af=tw×B)。


詳細は下記をご覧下さい。

許容圧縮応力度とは?1分でわかる意味、求め方、鋼材の値、コンクリートの値

許容曲げ応力度とは?1分でわかる意味、fbの計算式、ss400の値


なお、板厚tが40mm<t<100mmの場合、Sm490の許容応力度は下記の通りです。


・Sm400の許容引張応力度(短期) ⇒ 295N/mm2

・Sm400の許容引張応力度(長期) ⇒ 197N/mm2

・Sm400の許容せん断応力度(短期) ⇒ 171N/mm2

・Sm400の許容せん断応力度(長期) ⇒ 114N/mm2

まとめ

今回はsm490の許容応力度について説明しました。Sm490の許容応力度は下記の通りです。


・Sm490の許容引張応力度(短期) ⇒ 325N/mm2

・Sm490の許容引張応力度(長期) ⇒ 216N/mm2

・Sm490の許容せん断応力度(短期) ⇒ 187 N/mm2

・Sm490の許容せん断応力度(長期) ⇒ 125N/mm2


許容曲げ応力度、許容圧縮応力度は座屈の影響を考慮して別途計算が必要です。詳細は下記をご覧ください。

許容曲げ応力度とは?1分でわかる意味、fbの計算式、ss400の値

許容圧縮応力度とは?1分でわかる意味、求め方、鋼材の値、コンクリートの値

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