建築学生が学ぶ構造力学

  1. HOME > 鋼構造の基礎 > sm490とは?1分でわかる意味、降伏点、弾性係数、比重、ss400との違い

sm490とは?1分でわかる意味、降伏点、弾性係数、比重、ss400との違い

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)


sm490とは溶接構造用圧延鋼材の1つです。sm材は溶接性の良い材料です。剛接合など溶接を行う箇所に使います。また、強度が高いので、大きな応力に抵抗できます。他にもsm400材があります。※sm400材は下記が参考になります。

sm400とは?1分でわかる規格、特徴、成分、材質、ss400との違い

SS,SN,SM材とは?


今回は、sm490の意味、降伏点、弾性係数、比重、ss400との違いについて説明します。

100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事

sm490とは?

sm490は溶接構造用圧延鋼材の1つです。溶接性がよく、sm400と比べると強度が高いです。※降伏点など、sm490の規格は後述しました。溶接構造用圧延鋼材は、下記が参考になります。

溶接構造用圧延鋼材とは?1分でわかる意味、規格、用途、ヤング率、特徴


sm490はJISG3106に規格されています。実務ではsn材を使うことが多く、sm材の利用が少ないです(sn材は溶接性がよく、降伏比など変形性能も優れている)。


また、sm490とあわせて、sm400の規格も覚えてくださいね。

sm400とは?1分でわかる規格、特徴、成分、材質、ss400との違い

sm490の降伏点

sm490の降伏点を下記に整理しました。


sm490の降伏点

sm490の機械的性質


sm490とss490を比較すると、sm490の方が、降伏点が大きいです。混同しやすいので注意してくださいね。※ss490は下記が参考になります。

ss490とは?1分でわかる規格、sm490との違い、溶接性、降伏点、ss400との違い

sm490の化学成分

sm490の化学成分を下記に整理しました。


sm490の化学成分

sm490の弾性係数

sm490の弾性係数は、


E=2.05×105 N/m㎡


です。この値は、鋼材の材質に関わらず一定です。Ss400、sn400でも同じ値ですね。弾性係数(ヤング係数)は下記が参考になります。

ヤング係数ってなに?1分でわかるたった1つのポイント

鋼材のヤング係数は?1分でわかる値、Mpa、kN/㎡の値、ss400との関係

sm490の比重

sm490の比重は、


7.85(t/m3


です。なお、鋼材の比重は材質に限らず7.85です。ss400でも変わりません。鋼材の比重は材質に関わらず一定だと覚えてくださいね。

sm490とss400の違い

sm490とss400の違いを下記に整理しました。


・sm490 ⇒ 溶接性に優れた鋼材。引張強さ490、降伏点325

・ss400 ⇒ 溶接性の悪い鋼材。引張強さ400、降伏点235


sm490の方が、溶接性がよく、強度の大きな鋼材です。荷重が大きく、応力が厳しい部材ではsm490を使います。剛接合する大梁、溶接の必要なプレートが該当しますね。※ss400については下記をご覧ください。

ss400とは?1分でわかる意味、規格、密度、成分、板厚、フラットバー


また、sm490より強度が小さい鋼材でsm400があります。※sm400は下記が参考になります。

sm400とは?1分でわかる規格、特徴、成分、材質、ss400との違い

まとめ

今回はsm490について説明しました。意味が理解頂けたと思います。sm490の特徴、引張強度、降伏点の値を理解してくださいね。似た用語が多いので、混同しないよう注意してください。sm材の他に、sn材、ssは建築で使う鋼材として一般的なものです。下記の記事も参考にしてくださいね。

SN400Bとは?1分でわかる規格、SS400との違い、重量、H形鋼との関係

ss400とは?1分でわかる意味、規格、密度、成分、板厚、フラットバー

SS,SN,SM材とは?

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)

▼人気の記事ベスト3▼

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

建築構造がわかる基礎図解集

【読まれています】管理人による建築業界の分析!

1日13円で建築業界がわかるLINE配信!

友だち追加

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

あなたは数学が苦手ですか?

わかる!実務で使う数学知識の基礎講座

【有料メルマガの初回資料が今だけ無料!】1日約13円で情報をアップデート!

有料メルマガを無料で見てみませんか?⇒ 忙しい社会人、学生のためのビルディング・アップデート

限定メールマガジン

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

更新情報

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

人気の記事ベスト3

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 鋼構造の基礎 > sm490とは?1分でわかる意味、降伏点、弾性係数、比重、ss400との違い
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. 限定メルマガ
  4. わかる建築構造の用語集・図解集
  5. 1頁10円!PDF版の学習記事