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ショートビードとは、ビードの長さが短いものです。※ビードとは、溶接による溶着金属のこと。今回はショートビードの意味、定義、組立溶接のショートビード、鉄骨造との関係について説明します。※溶接については下記の記事が参考になります。
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ショートビードとは、ビードの長さが短いものをいいます。下図をみてください。これがショートビードです。
ショートビードは原則避けるべきです。溶接は、作業始めの「始端」と作業終わりの「終端」で最も欠陥が起きやすいです。よって溶接部の有効断面積を計算するとき、溶接長から溶接サイズの2倍を控除した値を、有効溶接長さとします。
ショートビードは、ビード部分がほとんど始端と終端のため、溶接としての強度が確保されていない可能性があります。
ショートビードとならないよう、ビードは後述する最小長さ以上とします。
なお「ビード」とは、溶接作業によって作られる溶着金属のことです。
組立溶接は本溶接前に行う仮溶接です(組立溶接は、昔は仮溶接と呼びました)。ただ仮止めの溶接でも、ショートビードとならないよう、下記以上の長さとすることが規定されています。
組立溶接とは、本溶接作業「前」に、組立部材の形状を保持するため行うものです。よって、全周にわたっての溶接は不要ですが、ショートビードは溶接割れの原因となり、本設前に形状が保持できない可能性があります。
よって、組立溶接部も適切な脚長や長さを守って溶接しましょう(脚長は4mm以上、400mm程度の間隔で溶接を行う)。
※溶接の脚長については下記の記事が参考になります。
また、組立溶接後に本溶接を行わないもの(組立溶接がそのまま残るもの)は、断続隅肉溶接といいます。
今回はショートビードについて説明しました。ショートビードの意味が理解頂けたと思います。溶接接合で、ショートビードは必ず避けます。また、設計段階で溶接作業に配慮して、ショートビードにならないよう、複雑な納まりは注意したいですね。組立溶接についても、ショートビードを避けましょう。※下記の記事も併せて参考にしたいですね。
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