1. HOME > 構造計算の基礎 > 建築の火打ちとは?1分でわかる意味、筋交いとの違い、目的

建築の火打ちとは?1分でわかる意味、筋交いとの違い、目的

火打ちとは、床面の水平方向の変位を拘束する部材です。火打ち梁ともいいます。主に木造建築に採用する部材です。今回は火打ちの意味、火打ちと筋交いの関係、火打ちの目的について説明します。筋交いの意味は、下記の記事が参考になります。

筋交いとは?1分でわかる役割、効果、寸法、ブレースとの違い

建築の火打ちとは?

建築で使う「火打ち」は、床面の水平方向の変位を拘束する部材です。火打ち梁ともいいます。下図をみてください。これが火打ちです。

火打ち

梁に、平面的に取り付けた斜め材です。火打ちが無い床梁と、火打ちありの床梁を下図に示します。左図をみてください。火打ちが無い床梁は、横からの力に対して、簡単に変形しそうです。一方、火打ちをいれた床梁は、変形が小さくなりそうですよね。

火打ちの効果

実際に、火打ちを入れることで床面の変形は小さくなります。火打ちと梁が、部分的な「トラス構造」となるからです。三角形(トラス)は、四角形に比べて固く、変形が小さい特徴があります。※トラス構造の意味は、下記の記事が参考になります。

トラス構造とは?1分でわかるメリット、デメリット、計算法


なお、火打ち材には引張力、圧縮力の両方が作用します。圧縮力に抵抗するために、座屈しない太さとします。※座屈の意味は、下記の記事が参考になります。

座屈とは?座屈荷重の基礎知識と、座屈の種類

火打ちの目的

火打ちの目的は、床面の水平方向の変位を拘束する目的があります。木造建築物で、配置する部材です。床面は、水平力を伝達できるよう固くします。これを「剛床」といいます。剛床の意味は、下記の記事が参考になります。

水平ブレースとは?1分でわかる意味、役割、剛床との関係、位置


鉄骨造でも、火打ちを配置します。これは鉄骨梁が、面外方向にはらみ出す変形を留めるためです(横座屈)。よって、火打ち材は「横補剛材」として使います。横座屈、横補剛材の意味は、下記の記事が参考になります。

横座屈とは?3分でわかる意味と、許容曲げ応力度の関係

横補剛材の設計

火打ちと筋交いの違い

火打ちと筋交いの違いを、下記に整理しました。


火打ち ⇒ 床面の水平方向の変位を拘束する部材

筋交い ⇒ 架構(鉛直部材)の水平方向の変位を、拘束する部材


筋交い、架構の意味は、下記の記事が参考になります。

筋交いとは?1分でわかる役割、効果、寸法、ブレースとの違い

架構とは?1分でわかる架構の意味、読み方、種類、ラーメン架構

まとめ

今回は火打ちについて説明しました。意味が理解頂けたと思います。火打ちは、床面の水平変位を拘束する部材です。火打ちの目的を理解しましょう。火打ちと筋交いの違いも覚えてくださいね。下記の記事も併せて参考にしてください。

筋交いとは?1分でわかる役割、効果、寸法、ブレースとの違い

座屈とは?座屈荷重の基礎知識と、座屈の種類


▼こちらも人気の記事です▼

▼人気の記事ベスト3▼

▼いつでも構造力学の問題が解ける!▼

構造ウェブ問題集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

スポンサーリンク

限定メールマガジン公開中▼

限定メールマガジン

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

検索

カスタム検索

プロフィール

おすすめ特集

構造ウェブ問題集

人気の記事ベスト3

同じカテゴリの記事一覧

  1. HOME > 構造計算の基礎 > 建築の火打ちとは?1分でわかる意味、筋交いとの違い、目的