圧力とは、単位面積当たりの力です。単位はPaやN/uです。圧力は、「圧迫される力」という意味もあります。今回は圧力の意味、単位、荷重と面積の関係について説明します。今回の記事は、荷重の単位、単位変換について勉強するとスムーズに読めます。下記の記事を参考にしてくださいね。
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圧力とは、単位面積当たりの力です。下図をみてください。机の上に、物を載せました。物の重さは10kgで、面積が1.0uです。
このとき、圧力は下記です。
圧力は、「圧迫される力」という意味もあります。例えば、右手で左腕を握ってください。左腕が圧迫される感覚を覚えませんか。これが圧力です。同じ力で、「手全体で握ったとき」と「指先で押したとき」では、感じ方が変わります。力が同じでも、作用面積が違うので、圧力の大きさが変わるからです。
圧力は、荷重の単位を勉強するとスムーズに理解できます。下記の記事が参考になります。
荷重の単位とは?1分でわかる意味、種類、換算、ニュートン、nとの関係
建築では、単位面積当たりの力を「等分布荷重」といいます。力そのものをは、集中荷重です。集中荷重と等分布荷重は、下記の記事が参考になります。
圧力と荷重(力)、面積には下記の関係があります。
力の大きさが同じでも、面積が大きいほど、圧力は小さくなります。また、面積が小さいほど圧力は大きくなります。
例えば、鉛筆やシャーペンの芯のように、面積が小さいと、「力自体は小さくても、圧力は大きく」なります。
建築物の荷重は、「圧力」の単位で表すことが多いです(固定荷重や積載荷重など)。床の耐荷重に対して、実際に載せる物の「圧力」がいくらになるか、大切なポイントです。
例えば、耐荷重が180kg/uとして、圧力が200kg/uでは注意が必要です。200kg/uは、単位面積当たりの力なので、力が大きすぎるだけでなく、物の面積が小さ過ぎては困ります。※耐荷重については下記の記事が参考になります。
圧力の単位は下記があります。
・N/u
・Pa
N/uとPaの関係は下記です。
圧力の単位の読み方を下記に示します。
・N/u ⇒ にゅーとんぱーへいべい
・Pa ⇒ パスカル
今回は圧力について説明しました。意味が理解頂けたと思います。圧力は単位面積当たりの力です。圧力の単位は、N/uやPaを使います。両方とも覚えてくださいね。建築では、圧力の単位としてN/uを良く使います。等分布荷重ともいいます。下記の記事も併せて参考にしてくださいね。
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