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建築のモジュールとは?尺モジュール・メーターモジュールの違いと使い方

この記事の要点

木造住宅の設計では、どのモジュールを採用するかで廊下幅・居室寸法が変わります。尺モジュールとメーターモジュールの違いを把握しておかないと、間取り検討の段階で混乱が生じます。

この記事では、建築モジュールの意味と尺・メーターモジュールの違い、設計での使い方を解説します。

建築では、主に柱を建てる間隔を決める基準の寸法です。

この記事では、建築のモジュールとは何か、どのような種類があるのか、尺・畳とどう関係するのかを整理します。

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モジュールとは、基準寸法または基本寸法のことです。

建築では、主に柱を建てる間隔を決める基準の寸法です。

建築物の多くは、所定のモジュールが定められています。

モジュールを決めることで統一感がうまれます。

今回はモジュールの意味、種類、尺と畳の関係について説明します。


モジュールの例として、黄金比や尺モジュールなどがあります。下記が参考になります。

建築と黄金比の関係|1:1.618の意味・計算方法と白銀比との違いを解説

尺とは(建築)?1尺=何cm?寸・間との換算と計算方法

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建築のモジュールとは?

モジュールとは、基準寸法または基本寸法のことです。建築で使うモジュールは、主に柱の間隔を決める基準寸法です。建築で使うモジュールに、尺モジュールがあります。尺とは、古くから日本で使われていた寸法です。


1尺=303mm


尺の意味は下記が参考になります。

尺とは(建築)?1尺=何cm?寸・間との換算と計算方法


柱の間隔を2尺または3尺ごとなどに建てるのです。


現在、寸法の単位としては、尺などを使いません。mmやmによる寸法が基本です。モジュールも、メーターモジュール(1000mm)が増えています。特に、事務所や商業施設などの住宅より規模の大きな建築物では、メーターモジュールが一般的です。


一方で、尺のモジュールを現在も活用され続けています。外壁などの建材は、製作幅に尺をモジュールとしています。

なぜモジュールが必要か?

モジュールは、寸法に秩序や統一感を与えます。モジュール無しに柱間隔を決めてください。部屋の大きさは不均一で、構造的にもバランスが悪くなります。当然、設計や施工の難易度も上がるでしょう。


よって、規則的な寸法(モジュール)を定めることが大切です。

モジュールの種類

モジュールの種類には、下記があります。


尺モジュール ⇒ 尺を基準寸法とする。1尺は303mm

メーターモジュール ⇒ 1mを基準寸法とする。1mは1000mm

畳割 ⇒ 京間は、畳の大きさ基準寸法とする。


また一般的では無いですが、数列を用いたモジュールもあります。


フィボナッチ数列 ⇒ 前2項を加えてゆく数列のこと。1、2、3、5、8・・・など。

2倍数列 ⇒ 前項を2倍する数列のこと。1、2、4、8・・・など。

モジュールとモデュロールの違い

モジュールとモデュロールの違いを下記に整理しました。


モジュール ⇒ 寸法の秩序を与える、基準寸法のこと

モデュロール ⇒ ル・コルビュジェによって考案された尺度で、黄金比を組み込んでいる。

モジュールの1つ。

モジュールと畳割の関係

畳の大きさには、江戸間と京間があります。江戸間は、柱間隔を決めて畳を配置します。一方、京間は畳の大きさを基準として柱間隔を決めます。これを畳割(畳モジュール)といいます。


京間と江戸間の違い、意味は下記が参考になります。

江戸間(関東間)とは?京間・田舎間との寸法の違いを解説

混同しやすい用語

尺モジュールとメーターモジュール

尺モジュールは1尺(≒303mm)を基準寸法、メーターモジュールは1000mmを基準寸法とします。

住宅では尺モジュールが使われることも多いですが、事務所や商業施設ではメーターモジュールが一般的です。

モデュロール

モジュールと名前が似ていますが、モデュロールはル・コルビュジェが考案した黄金比を組み込んだ独自の尺度です。

モジュールが「基準寸法の秩序」を与えるのに対し、モデュロールは人体の寸法比を基にした設計ツールです。

江戸間と京間(畳割)

江戸間は柱間隔を先に決めてから畳を配置し、京間は畳の大きさを基準に柱間隔を決めます(畳割)。

どちらも畳を使いますが、基準寸法の決め方が逆であるため混同しやすい用語です。

建築のモジュールを整理した表を示します。

項目内容備考
尺モジュール1尺(約303mm)を基準寸法とする木造住宅で多く用いられる
メーターモジュール1000mmを基準寸法とする事務所・商業施設で一般的
畳モジュール(畳割)畳の大きさを基準とする(京間)江戸間は柱間隔が先に決まる

まとめ

今回はモジュールについて説明しました。意味が理解頂けたと思います。モジュールは、寸法に秩序を与える基準寸法です。モジュールの意味、種類を覚えましょう。尺モジュール、メーターモジュールは特に大切です。下記の記事も併せて参考にしてくださいね。

尺とは(建築)?1尺=何cm?寸・間との換算と計算方法

江戸間(関東間)とは?京間・田舎間との寸法の違いを解説

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理解度チェック

Q.

建築のモジュールとは何ですか?

答えを見る

モジュールは、基準寸法(基本寸法)のことで、建築では主に柱を建てる間隔を決める基準の寸法です。多くの建築物に所定のモジュールが定められ、モジュールを決めることで統一感が生まれます。

Q.

モジュールにはどんな種類がありますか?

答えを見る

例として尺モジュール(尺・畳に基づく)やメーターモジュールなどがあります。木造住宅ではどのモジュールを採用するかで廊下幅・居室寸法が変わるため、間取り検討の段階で両者の違いを把握しておくことが重要です。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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