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作用線(力の作用線)とは?描き方・作用点との違い・モーメントとの関係

この記事の要点

作用線とは、力の作用点から力の示す方向に向かって引いた線のことです。

作用線をみれば、力の方向が読めます。

この記事では、作用線とは何か、どう描くのか、作用点との違い、モーメントとの関係を整理します。

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作用線とは、力の作用点から力の示す方向に向かって引いた線のことです。

作用線をみれば、力の方向が読めます。

構造力学では、必ずしも力の作用線を描く必要は無いです。

ただし、力の作用点の位置がわかるように示します。

今回は、作用線の意味、求め方、作用点との違い、モーメントとの関係について説明します。

なお、力の大きさ、方向、作用点のことを力の三要素といいます。

下記の記事が参考になります。

力の3要素とは?大きさ・方向・作用点の意味と構造力学での役割

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作用線とは?

作用線とは、力の作用点から力の方向に向かって引いた線です。下図をみてください。これが作用線です。

作用線

構造力学では、必ず作用線を描く必要は無いです。ただし、作用線を描くことで、力の示す方向、モーメントとの関係性がわかりやすいです。


なお、力の大きさ、方向、作用点を力の三要素といいます。作用線は、力の三要素では無いです。※力の三要素は、下記の記事が参考になります。

力の3要素とは?大きさ・方向・作用点の意味と構造力学での役割

作用線の描き方

下図をみてください。まず、力の作用点を決めます。次に、力の方向を矢印で描きます。力の作用点から、力の方向に向かって線を引きます。これが作用線です。なお、作用線は一般的に、「破線」で描きます。

作用線の描き方

作用線と作用点の違い

作用線と作用点の違いを下記に整理しました。


作用線 作用点から力の方向に向かって引いた線。

作用点 力が作用する点。

力の三要素の1つ。

作用線とモーメントとの関係

作用線を描くことで、力とモーメントの関係がわかりやすいです。下図を見てください。ある方向に力が作用しています。作用線を描きました。このとき、力の作用点から離れたO点に作用する曲げモーメントMは、M=PLで計算します。

作用線とモーメントの関係

モーメントは、力×距離で計算します。距離は、O点から作用線に向かって引いた垂線の距離です。慣れると作用線を描かなくても、垂線の距離がわかります。ただ、初学者の方は、作用線に向かって垂線を描いた方がいいですね。


モーメントの意味は下記が参考になります。

力のモーメントとは?意味・計算方法と建築構造への応用


また、下図のように作用線上の点Oに作用する曲げモーメントは「0(ぜろ)」ですね。O点から作用線上に向かう垂線が無いからです。

混同しやすい用語

作用線 vs 作用点

作用点は力が作用する点で、力の三要素(大きさ・方向・作用点)の一つです。

作用線は作用点から力の方向に向かって引いた線で、モーメントを求めるときの基準線として使います。

作用線とモーメントアーム

モーメントは「力×距離」で計算しますが、この距離はある点から作用線に引いた垂線の長さ(モーメントアーム)です。

作用線上の点ではモーメントがゼロになります。

作用線を整理した表を示します。

項目内容備考
作用線の定義力の作用点から力の方向に向かって引いた線一般に破線で描く
モーメントとの関係M=P×L(Lは作用線への垂線の距離)作用線上の点ではM=0
作用点との違い作用点は力が作用する点(力の三要素の一つ)作用線は三要素に含まれない

まとめ

今回は作用線について説明しました。

意味が理解頂けたと思います。

作用線は、作用点から力の方向に向かって引いた線です。

作用線の描き方を覚えてください。

力の三要素の定義、作用線とモーメントとの関係も理解しましょうね。

力の三要素、モーメントは下記の記事が参考になります。

力の3要素とは?大きさ・方向・作用点の意味と構造力学での役割

力のモーメントとは?意味・計算方法と建築構造への応用

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理解度チェック

Q.

作用線とは何ですか?

答えを見る

力の作用点から力の示す方向に向かって引いた線です。一般に破線で描き、力の方向やモーメントとの関係がわかりやすくなります。なお力の三要素(大きさ・方向・作用点)には含まれません。

Q.

作用線と作用点の違いは何ですか?

答えを見る

作用点は力が作用する点で、力の三要素の1つです。作用線はその作用点から力の方向に引いた線で、モーメントを求めるときの基準線として使います。

Q.

作用線とモーメントの関係は何ですか?

答えを見る

モーメントは力×距離(M=P×L)で求め、この距離はある点から作用線に下ろした垂線の長さ(モーメントアーム)です。作用線上の点では垂線がないためモーメントは0になります。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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