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盛り土とは何か?

昨年から豊洲移転問題で「盛り土」という言葉をよく聞くようになりました。私たち設計者はごく当たり前に、盛り土という言葉を使っているのですが、どういった意味かご存知でしょうか。今回は、盛り土の役割と効果について説明します。


・盛り土は地面の嵩上げに用いられる

盛り土は「もりつち」と呼ぶよりも「もりど」と呼ぶ方が一般的です。今回は、「もりつち」ではなく、「もりど」と読み替えてくださいね。


さて、TVで盛土問題が取り上げられてきました。有害物質の出現を抑える効果がある、と言われています。しかし一般的な盛土との使い方は、「地面の嵩上げ」です。建築工事では、まず根切りという作業を行います。


根切り工事では、基礎を所定の地中レベルまで埋め込むために掘削する工事をいいます。根切り工事をした後は、基礎を設置して土を戻します。これを埋戻しといいます。埋め戻した土が「盛土」です。


また庭をつくるとき、元の地面高さより高くしたいと考えます。その理由は色々ですが例えば、玄関の高さに併せたいとか、丘のようにしたい、など。


このとき、地面を高くするために土を盛ります。これが盛土になるのです。

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・構造的に、盛り土は「軟弱な地盤」である

以上のように、盛土は「土を盛っている」わけですから、ふにゃふにゃの土です。強度はほとんどありません。構造的にいえば、盛土は軟弱な地盤ですから、盛土に基礎は設置しない、などの配慮が必要です。


・確かに有害物質の出現を抑え込む効果はある。

盛土は構造的に必要な地盤ではありません。先に述べたように、地盤の高さを調整する目的が大きいでしょう。


また豊洲問題でTVがとりあげたように有害物質の出現を抑え込む効果は確かにあります。これは廃棄放射性物質の方法と同じですが、要は地面深くに有害物質を埋め込むことで、有害物質の影響が伝わりにくくなる、ということ。


・まとめ

今回は、盛土について説明しました。盛土は構造的には軟弱な地盤で、基礎設置はできないことを覚えてください。盛土は地盤レベルを調整する目的、有害物質を抑え込む効果があります。難しく考えないようにしたいですね。

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