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skk400とは?1分でわかる意味、規格、ヤング係数、許容応力度、skk490との違い

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skk400とは、鋼管杭に使う鋼種です。JISA5525に規定されます。skk400よりも強度の高い鋼種にskk490があります。今回はskk400の意味、規格、ヤング係数、許容応力度、skk490との違いについて説明します。


※似た鋼種で、stkr400があります。これは一般構造用鋼材として使われる角形鋼管です。Stkr400は下記の記事が参考になります。

STKR材の規格が丸わかり!一般構造用角形鋼管のサイズと断面性能

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記事を書いた人

ハナダユキヒロ/建築学生が学ぶ「構造力学」

難解な構造力学、建築構造の用語を分かりやすく解説する専門家。高等専門学校在学中から建築学生が学ぶ「構造力学」を運営。その後、国立大学大学院⇒組織設計事務所⇒弊サイト運営に従事している。

著書:「わかる構造力学/工学社」、「わかる構造力学 改訂版/工学社」

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skk400とは?

skk400は、鋼管杭に使う鋼種です。円形の鋼管と考えてください。下図にskk材を示します。

skk400

見た目は、stk材と同じですが、skk400とstk材では規格が異なります。なおskk400は、JISA5525に規定されます。※stk材の規格は下記の記事が参考になります。

鋼管の種類は?1分でわかる種類、特徴、記号、重量


skk400は鋼管杭に使う材料です。鋼管杭とは名前の通り、鋼管を用いた杭です。鋼管の先端に羽根が付いた、「羽根付き鋼管杭」が一般的です。


羽根を回転し、地盤を掘削しながら打設可能です。プレボーリングが不要な、無排土工法です。※プレボーリングとは、杭を打設する前、あらかじめ地盤を掘削すること。無排土工法とは、掘削した土がでないこと。


鋼管杭の種類は下記の記事が参考になります。

鋼管杭とは?1分でわかる意味、特徴、施工方法、メーカーの種類


またコンクリートに鋼管を巻いた、SC杭では、skk400やskk490を使います。

skk400の規格

skk400の規格を下図に示します。

skk400の規格

skk400のヤング係数

skk400のヤング係数は、


2.05x10^5 N/m㎡


です。skk400に限らず鋼材のヤング係数は一定です。ヤング係数の意味は下記の記事が参考になります。

ヤング係数ってなに?1分でわかるたった1つのポイント

skk400の許容応力度

skk400の許容応力度は下記です。


長期許容応力度 156 N/m㎡

短期許容応力度 235 N/m㎡


skk490の許容応力度は下記です。


長期許容応力度 215 N/m㎡

短期許容応力度 325 N/m㎡


※許容応力度の意味は、下記の記事が参考になります。

許容応力度計算が簡単にわかる、たった3つのポイント

skk400とskk490の違い

skk400とskk490の違いを下記に示します。


skk400 ⇒ 降伏耐力235以上。引張強度400以上。

skk490 ⇒ 降伏耐力315以上。引張強度490以上。


skk400に比べて、skk490の方が、強度が高いです。荷重が大きく、skk400では抵抗できないときskk490を使います。

まとめ

今回はskk400について説明しました。意味が理解頂けたと思います。skk400は、鋼管杭の鋼種です。より強度の高い鋼種として、skk490があります。skk400の降伏強度、引張強度を覚えてください。許容応力度も併せて理解しましょう。鋼管杭の特徴や規格もおぼえましょうね。下記の記事が参考になります。

鋼管杭とは?1分でわかる意味、特徴、施工方法、メーカーの種類

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