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直接基礎の根入れ深さは、平12建告第1347号第1第4項において、べた基礎、布基礎の根入れ深さDfが規定されており
です。なお、根入れ深さは記号でDfで表します。下図のように、根入れ深さはGL(地面のライン)から基礎の底までを意味します。なお、捨てコンと砕石の厚みは根入れ深さに含めないことに注意しましょう。
直接基礎、根入れ深さの意味は下記が参考になります。
直接基礎とは?1分でわかる種類、設計方法、地盤改良、杭基礎との違い
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上記に示した告示の規定による根入れ深さは、あくまでも最低基準です。実際の構造設計では支持層の深さ、必要な地耐力が建物ごとに異なるため、計算により根入れ深さを決定します。その結果、上記の規定を超える根入れ深さになることも多いです。また、施工のしやすさ、寒冷地では凍結深度より深い位置に設定するなど、構造計算以外の条件で根入れ深さが決定されることもあります。
さて、建物を支えることに適した地盤を「支持層」といいます。直接基礎を設置する場合、支持層は比較的浅い位置に出ることが条件の1つです。あるいは、軟弱地盤を地盤改良した上に直接基礎を設置します。そうしなければ、深い支持層まで直接基礎を根入れする必要があり非効率的だからです。一般に、支持層が深い位置にある場合、杭基礎か前述した地盤改良を行います。
地耐力の計算式はH13建設告示1113号に規定されており、下式で算定します。
・極限時における地盤の許容応力度qu ⇒ qu=( ic×α×C×Nc)+ ( ir×β×γ1×B×Nr)+ ( iq×γ2×Df×Nq)
・長期時における地盤の許容応力度qa ⇒ qa=qu/3
・短期時における地盤の許容応力度qs ⇒ qs=2qa =2qu/3
詳細は下記をご覧ください。
地盤の許容応力度は?1分でわかる意味、告示式、計算法、地耐力との違い、n値との関係
地耐力は、根入れ深さが大きいほど大きい値になるため、Dfを深い位置に設定して大きな地耐力を得る方法もあります。ただし、根入れを深くし過ぎるとコスト面で高くなりやすいため、注意が必要です。
今回は、直接基礎と根入れ深さについて説明しました。直接基礎の根入れ深さは、平12建告第1347号第1第4項において、べた基礎、布基礎の根入れ深さDfが規定されており
です。直接基礎、べた基礎、布基礎、根入れ深さの詳細など下記も勉強しましょう。
直接基礎とは?1分でわかる種類、設計方法、地盤改良、杭基礎との違い
布基礎と独立基礎、ベタ基礎の違いと、本当に伝えたい各基礎の特徴
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