この記事の要点
H形鋼のウェブは2枚のフランジに挟まれた内側の1枚の板で、せん断力を負担しフランジ同士をつなぐ役割を持つ。
ウェブ厚を増やしても曲げ剛性(断面二次モーメント)の増大にはほとんど寄与しない点が試験で問われる重要ポイント。
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h形鋼のウェブとは2枚の板(フランジ)に挟まれる1枚の板のことです。ウェブは2枚のフランジを繋げる(一体化させる)ことや、せん断力を負担する役割があります。なお、h形鋼のウェブ厚を大きくしても、曲げ剛性(断面二次モーメント)の増大にはあまり寄与しません。今回は、h形鋼のウェブの意味、サイズの見方、役割について説明します。h形鋼、ウェブとフランジの意味は下記が参考になります。
H形鋼とは?1分でわかる意味、規格、寸法、重量、断面係数、材質、用途
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h形鋼のウェブとは、2枚の板(フランジ)に挟まれる1枚の板のことです。下図にh形鋼のフランジとウェブを示します。ウェブは2枚のフランジを繋げること、せん断力を負担する役割があります。一方、ウェブ厚を大きくしても、曲げ剛性の増大にはあまり寄与しません。
ウェブとフランジの詳細は下記も参考になります。
h形鋼のサイズは「h形鋼のせい⇒幅⇒ウェブ厚⇒フランジ厚」の順で書かれています。よって、h形鋼のサイズ(H-250×125×6×9)の見方は
・せい(高さ) ⇒ 250mm
・幅 ⇒ 125mm
・ウェブ厚 ⇒ 6mm
・フランジ厚 ⇒ 9mm
となります。鋼材の寸法の読み方は下記も参考になります。
鋼材の読み方は?1分でわかる読み方、寸法の読み方、鋼材の種類と読み方
h形鋼のウェブとフランジの役割を下記に示します。
・ウェブの役割 ⇒ せん断力を負担する
・フランジの役割 ⇒ 曲げモーメントを負担する
ウェブとフランジの役割の詳細は下記が参考になります。
混同しやすい用語
フランジ(flange)
H形鋼の外側の2枚の板。主に曲げモーメントによる引張・圧縮応力度を負担する。
ウェブは内側の1枚の板でせん断力を担当するのに対して、フランジは外側の2枚の板で曲げ応力度を担当する。ウェブ厚を大きくしても曲げ剛性はあまり増えないが、フランジを外側に配置するほど断面二次モーメントが増大する。
h形鋼のウェブを整理した表を示します。
| 部位 | 役割 | 特徴 |
|---|---|---|
| ウェブ | せん断力を負担 | フランジ同士をつなぐ内側の板 |
| フランジ | 曲げモーメントを負担 | 外側の2枚の板(断面二次モーメントに大きく寄与) |
| ウェブ厚 | せん断耐力に影響 | 増やしても曲げ剛性の増大への寄与は小さい |
今回は、h形鋼のウェブについて説明しました。h形鋼のウェブは、2枚の板(フランジ)に挟まれる1枚の板です。ウェブとフランジの意味だけでなく役割、h形鋼の詳細も理解しましょう。下記をご覧ください。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
一級建築士試験では「H形鋼のウェブはせん断力を、フランジは曲げモーメントを負担する」という役割分担の正誤問題が頻出です。また「ウェブ厚を大きくしても断面二次モーメントの増加への寄与は小さい」という知識も問われます。サイズ表記(H-せい×幅×ウェブ厚×フランジ厚)の順番も整理しておきましょう。