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標点距離とは、引張試験を行うととき、材料の伸びを測定する部分の長さです。金属に、標点と呼ぶ「目印」を2つ付けた間の距離です。今回は標点距離の意味、引張試験との関係、破断伸び、永久伸びなどの関係について説明します。
引張試験、伸びの意味は下記が参考になります。
引張試験とは?1分でわかる目的、降伏点、伸び、考察、試験片の形状
材料の伸びとは?1分でわかる意味、定義、計算、必要性、絞りとの関係
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標点距離とは、引張試験を行うとき、材料の伸びを測定する部分の長さです。下図をみてください。この距離が標点距離です。
標点距離は、材料に標点と呼ばれる目印を2カ所付け、その間の距離です。また、標点距離には下記の種類があります。
原標点距離 ⇒ 引張試験の前に計測した標点距離のこと
最終標点距離 ⇒ 引張試験を行い、材料が破断した後に計測した標点距離のこと。破断した2つの試験片は、軸が直線になるよう突き合わせる
なお、引張試験とは材料の引張強度や、引張時の力学性状を把握する試験です。引張試験の意味は、下記が参考になります。
引張試験とは?1分でわかる目的、降伏点、伸び、考察、試験片の形状
引張試験の方法はJISz2241に規定されています。
標点距離は、引張試験による材料の伸びを測定する部分の長さです。試験後の標点距離は、試験前の距離に比べて長いです。これが材料の伸びです。伸びの意味は、下記が参考になります。
材料の伸びとは?1分でわかる意味、定義、計算、必要性、絞りとの関係
試験前の標点距離(原標点距離)を、Loとします。引張試験を開始すると、試験片が伸びるのでLoは少しずつ大きくなります。試験中の標点距離をLとします。材料の伸びは、
ΔL=L-Lo
です。ΔLは材料の伸びです。なおΔという記号は、「微小」という意味があります。Δの意味は、下記が参考になります。
デルタとは?1分でわかる意味、数学、物理との関係、変化量、差分との関係
また、ひずみを求める公式は
ε=L-Lo/Lo
です。
さらに、最終標点距離Luから原標点距離Loを引いた値を、破断伸びといいます。破断伸びは下式で計算します。
破断伸びΔLu=Lu-Lo
また、破断伸びを百分率で表すこともできます。下式です。
ΔLu/Lo×100(%)
伸びの意味は、下記の記事も参考になります。
材料の伸びとは?1分でわかる意味、定義、計算、必要性、絞りとの関係
今回は標点距離について説明しました。意味が理解頂けたと思います。標点距離は、引張試験の時、材料の伸びを測定する部分の長さです。標点距離には、原標点距離と最終標点距離があります。引張試験の方法、伸び、ひずみの意味など併せて勉強しましょうね。
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材料の伸びとは?1分でわかる意味、定義、計算、必要性、絞りとの関係
ひずみとは?1分でわかる意味、公式、単位、計算法、測定法、応力
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