この記事の要点
標点距離とは引張試験で材料の伸びを測定する区間の長さで、原標点距離と最終標点距離の差から破断伸びを算出する。
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
標点距離とは、引張試験を行うととき、材料の伸びを測定する部分の長さです。金属に、標点と呼ぶ「目印」を2つ付けた間の距離です。今回は標点距離の意味、引張試験との関係、破断伸び、永久伸びなどの関係について説明します。
引張試験、伸びの意味は下記が参考になります。
材料の伸びとは?計算式・絞りとの違いと建築鋼材の延性確保基準
100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事
標点距離とは、引張試験を行うとき、材料の伸びを測定する部分の長さです。下図をみてください。この距離が標点距離です。
標点距離は、材料に標点と呼ばれる目印を2カ所付け、その間の距離です。また、標点距離には下記の種類があります。
原標点距離 ⇒ 引張試験の前に計測した標点距離のこと
最終標点距離 ⇒ 引張試験を行い、材料が破断した後に計測した標点距離のこと。破断した2つの試験片は、軸が直線になるよう突き合わせる
なお、引張試験とは材料の引張強度や、引張時の力学性状を把握する試験です。引張試験の意味は、下記が参考になります。
引張試験の方法はJISz2241に規定されています。
標点距離は、引張試験による材料の伸びを測定する部分の長さです。試験後の標点距離は、試験前の距離に比べて長いです。これが材料の伸びです。伸びの意味は、下記が参考になります。
材料の伸びとは?計算式・絞りとの違いと建築鋼材の延性確保基準
試験前の標点距離(原標点距離)を、Loとします。引張試験を開始すると、試験片が伸びるのでLoは少しずつ大きくなります。試験中の標点距離をLとします。材料の伸びは、
ΔL=L-Lo
です。ΔLは材料の伸びです。なおΔという記号は、「微小」という意味があります。Δの意味は、下記が参考になります。
デルタとは?意味・数学・物理での使い方・記号(Δδd)をわかりやすく解説
また、ひずみを求める公式は
ε=L-Lo/Lo
です。
さらに、最終標点距離Luから原標点距離Loを引いた値を、破断伸びといいます。破断伸びは下式で計算します。
破断伸びΔLu=Lu-Lo
また、破断伸びを百分率で表すこともできます。下式です。
ΔLu/Lo×100(%)
伸びの意味は、下記の記事も参考になります。
材料の伸びとは?計算式・絞りとの違いと建築鋼材の延性確保基準
混同しやすい用語
ひずみ
ひずみとは、材料の変形量を元の長さで割った無次元の量(ε=ΔL/Lo)のこと。
標点距離は伸びを測定するための区間の長さ(単位:mm)であるのに対して、ひずみは標点距離を用いて算出された変形の比率であり、単位を持たない値である。
標点距離を整理した表を示します。
| 用語 | 定義 | 記号 |
|---|---|---|
| 原標点距離 | 引張試験前の標点間距離 | Lo |
| 最終標点距離 | 破断後の標点間距離 | Lu |
| 破断伸び | Lu-Lo(またはΔLu/Lo×100%) | ΔLu |
今回は標点距離について説明しました。意味が理解頂けたと思います。標点距離は、引張試験の時、材料の伸びを測定する部分の長さです。標点距離には、原標点距離と最終標点距離があります。引張試験の方法、伸び、ひずみの意味など併せて勉強しましょうね。
材料の伸びとは?計算式・絞りとの違いと建築鋼材の延性確保基準
ひずみ・ひずみ度とは?意味・公式(ΔL/L)・単位・応力との関係を解説
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
この記事の内容を○×クイズで確認する
この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。
意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。
