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ss400の許容せん断応力度は、長期で90N/m㎡、短期で135 N/m㎡です。この値は、政令および告示により規定されます。また、建築物の構造関係技術基準解説書(以降、黄色本)にわかりやすく記載があります。今回はss400の許容せん断応力度の値、安全率、jis、ボルトとの関係について説明します。
ss400のjis規格、安全率の意味は、下記が参考になります。
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ss400の許容せん断応力度は、
長期 90.1 N/m㎡
短期 135.8 N/m㎡
です。上記の値は、政令および告示などで規定されています。黄色本にも分かりやすく解説があります。黄色本とは、下記の書籍です。
許容せん断応力度は、許容引張応力度や許容圧縮応力度に比べると小さい値です。物体は、せん断力に対する抵抗力が低いといえます。
許容せん断応力度の値は、ミーゼスの降伏条件も関係します。下記が参考になります。
なお、前述した許容せん断応力度は、ss400に限らずsn400やsm400でも同じ値です。ss400、sn400のjis規格は、下記が参考になります。
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ss400の許容せん断応力度の計算式を下記に示します。
長期許容せん断応力度 F/1.5√3
短期許容せん断応力度 F/√3
上式の「1.5」を安全率といいます。安全率の意味は、下記が参考になります。
Fは材料の基準強度です。ss400の場合、基準強度は235N/m㎡です。Fは、鋼の材質で値が変わります。基準強度の意味は、下記が参考になります。
jisには、ss400の許容せん断応力度は規定がありません。ss400のjis規格の内容は、下記が参考になります。
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ボルトの許容せん断応力度は、仕上げがある場合のみ
長期 F/2
短期 1.5F/2
と規定されます。黒皮の規定は無いです。ボルトの意味は、下記が参考になります。
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今回はss400の許容せん断応力度について説明しました。意味が理解頂けたと思います。ss400の許容せん断応力度は、長期で90N/m㎡、短期で135N/m㎡です。この値を暗記する必要は無いですが、許容せん断応力度を求める式は覚えてください。分母に√3がつきましたね。下記の記事も併せて勉強しましょう。
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