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SN400Bは、建築構造用圧延鋼材の1つです。建物の変形性能を考慮した鋼材で、主に梁として使います。今回は、SN400Bの規格、SS400との違い、重量、H形鋼との関係について説明します。
※建築構造用圧延鋼材については、下記が参考になります。
建築構造用圧延鋼材とは?1分でわかる意味、種類、読み方、特徴、記号
SN400Bは、建築構造用圧延鋼材の1つです。建築構造用圧延鋼材は、他に4種類あります。例えばSN490Bです。※下記が参考になります。
SN490Bとは?1分でわかる規格、SN490C、SM490Bとの違い、密度
SN400Bは、建物の変形性能を考慮した鋼材です。降伏比やシャルピー衝撃係数などが設定されています。※降伏比は下記が参考になります。
主にH形鋼の梁として利用され、SS400よりも流通した影響で価格も下がっています。
軽微な建物では、建物の塑性域を考慮せずに設計します(強度を高める設計法)。一方、比較的規模のある建物は変形性能を高めて、地震力を効率的に吸収できる設計とします。
従来のSS400は、そういった設計法に対応していませんでした。
SN400Bなどの建築構造用圧延鋼材は、SS400の欠点を補う形で生まれた比較的新しい鋼材です。SN、SM、SS材とSS400については、下記が参考になります。
ss400とは?1分でわかる意味、規格、密度、成分、板厚、フラットバーの関係
最近は、比較的小さな建物でもSN400Bを使う傾向にあります。また、公共建築物などはSN400Bの仕様が一般的です。
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SN400Bの規格を下記に示します。
SN400BとSS400の違いを下記に整理しました。
・塑性設計を考慮した鋼材
・降伏比、シャルピー衝撃係数などの規定値あり
・その他、化学成分の規定値が設けられている
・塑性設計は特に考えていない鋼材
・降伏比、シャルピー衝撃係数は考えていない
・化学成分の規定値は、SN400Bに比べて緩い
ss400とは?1分でわかる意味、規格、密度、成分、板厚、フラットバーの関係
SN400Bの重量は、SS400や他鋼材と同じです。鋼材の密度は、
です。あとは形状に応じて重量が決定します。
SN400BはH形鋼に多く利用されます。
そもそも鉄骨造の梁は、普通H形鋼を使います。
最近は、SN400BがSS400よりも安い影響や、SN400Bの方が優れた鋼材であることから、H形鋼の材質はSN400Bが主流です。
ただし高い強度が必要の場合、SN400BからグレードアップしてSN490Bとします。
SN490Bとは?1分でわかる規格、SN490C、SM490Bとの違い、密度
今回はSN400Bについて説明しました。SN400Bの特徴や規格をよく理解してください。
最近、鉄骨造の梁はほとんどがH形鋼でSN400B材です。一般的な鋼材なので、大まかな性質も覚えておきたいですね。
H形鋼とは?1分でわかる意味、規格、寸法、重量、断面係数、材質、用途
ss400とは?1分でわかる意味、規格、密度、成分、板厚、フラットバーの関係
SN490Bとは?1分でわかる規格、SN490C、SM490Bとの違い、密度
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