この記事の要点
縦胴縁とは、鉛直方向に取り付ける胴縁(外壁下地材)です。
横張り外壁材(サイディング等)を支えるために使い、外壁材の接合目地に合わせてピッチ455mmまたは303mmで設置します。
鉄骨造では縦胴縁にCチャン(C形鋼・リップ溝形鋼)が多用されます。
C-100×50×20×2.3等の規格で、間柱(C形鋼)に固定します。
横胴縁は縦張り外壁材を支持し、通気胴縁として外壁と壁面の間に空気層を設ける際にも使われます。
この記事では、縦胴縁とは何か、横胴縁とどう違うのかを整理します。
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縦胴縁とは縦方向(鉛直方向)に設置する胴縁です。
胴縁は外壁を支持する構造部材です。
そのため、縦胴縁は横向きに張る外壁を支持します。
今回は、縦胴縁の意味、読み方、ピッチ、横胴縁との違い、鉄骨の縦胴縁とcチャンの関係について説明します。
胴縁の意味は下記が参考になります。
胴縁とは?役割・寸法・サイズ・縦胴縁と横胴縁をわかりやすく解説
横胴縁とは?意味・ピッチと鉄骨スパンの基準・間柱との関係(外壁下地)
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縦胴縁とは縦方向(鉛直方向)に設置する胴縁です。なお「縦」は「鉛直」を意味します。縦胴縁と似た用語に横胴縁がありますが、横は「水平」を意味するので、横胴縁は水平方向に設置する胴縁です。
下図をみてください。縦胴縁は鉛直方向に設置します。胴縁は外壁を支持する構造部材なので、縦胴縁は横向きに張る外壁を支持します。
胴縁の詳細は下記もご覧ください。
胴縁とは?役割・寸法・サイズ・縦胴縁と横胴縁をわかりやすく解説
横胴縁とは?意味・ピッチと鉄骨スパンの基準・間柱との関係(外壁下地)
縦胴縁の読み方は「たてどうぶち」です。関係用語の読み方を下記に示します。
・胴縁 ⇒ どうぶち
・横胴縁 ⇒ よこどうぶち
縦胴縁のピッチは一般的に下記のいずれかとします。mmの単位にすると半端な値にみえますが、これは尺貫法の1~3尺をmmに変換した値です。
・910mm(3尺)
・606mm(2尺)
・455mm(1尺半)
・303mm(1尺)
下図をみてください。縦胴縁のピッチは、外壁および胴縁の構造性能、施工性に応じて決定されます。
たとえば、横向きに張る外壁が910mmのスパンで外力に対してもつ(問題ない)こと、縦胴縁が910mm分の幅に作用する外力にもつことを確認します。
問題なければ縦胴縁のピッチは910mmで良いでしょう。
しかし、構造上問題があるならピッチを細かくする(606mm、455mm)必要があります。
縦胴縁と横胴縁の違いを下記に示します。
・縦胴縁 ⇒ 縦方向(鉛直方向)に設置する胴縁。横方向に張る外壁を支持する
・横胴縁 ⇒ 横方向(水平方向)に設置する胴縁。縦方向に張る外壁を支持する
前述したように、胴縁を縦胴縁、横胴縁のどちらかにするかは、外壁(パネル)の向きに応じて変わります。横胴縁の詳細は下記が参考になります。
横胴縁とは?意味・ピッチと鉄骨スパンの基準・間柱との関係(外壁下地)
鉄骨造の縦胴縁や横胴縁にはcチャン(cチャンネル)という部材を用います。Cチャンはcチャンネルの略であり、正式名称は「リップ溝形鋼」です。cチャンの詳細は下記をご覧ください。
混同しやすい用語
横胴縁
横胴縁とは水平方向(横方向)に設置する胴縁で、縦方向に張る外壁材を支持します。
縦胴縁が横張り外壁を支持するのに対して、横胴縁は縦張り外壁を支持します。
設置方向と支持する外壁の張り方向が互いに逆になる関係を混同しないよう注意しましょう。
縦胴縁の主な仕様を整理した表を示します。
| 項目 | 縦胴縁 | 横胴縁 |
|---|---|---|
| 方向 | 鉛直方向 | 水平方向 |
| 標準ピッチ | 303・455・606・910mm | 同左 |
| 外壁の張り方 | 横張り外壁を支持 | 縦張り外壁を支持 |
今回は、縦胴縁の意味について説明しました。縦胴縁とは縦方向(鉛直方向)に設置する部材です。縦胴縁は横方向に張る外壁を支持する構造部材です。胴縁、横胴縁の詳細など下記も勉強しましょう。
胴縁とは?役割・寸法・サイズ・縦胴縁と横胴縁をわかりやすく解説
横胴縁とは?意味・ピッチと鉄骨スパンの基準・間柱との関係(外壁下地)
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
建築士試験では、縦胴縁・横胴縁の設置方向と支持する外壁の方向の関係が問われます。
縦胴縁(鉛直)→横張り外壁、横胴縁(水平)→縦張り外壁という対応関係を図とともに整理しておきましょう。