この記事の要点
薄板とは厚み3mm未満の鋼板で、溶接できないためボルト接合が基本です。壁・天井・屋根の下地材として使われます。
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薄板は厚み3mm未満の鋼板のことです。3mmから6mm未満を中板、6mm以上を厚板といいます。今回は薄板の意味、読み方、溶接、厚板との違い、薄板の用途、薄板の規格について説明します。
薄板を使った代表的な鋼材としてリップ溝形鋼があります。リップ溝形鋼については下記の記事が参考になります。
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薄板とは、厚みが3mm未満の鋼板をいいます。柱、梁のような構造部材では、薄板を使いません。薄板は厚みが薄いので、構造耐力上不安があります。また、薄板を用いた鋼材として一般的なリップ溝形鋼(cチャンネル材)は、非対称断面なので注意して使う必要があります。※リップ溝形鋼については下記の記事が参考になります。
薄板の厚みは、下記の規格があります。
リップ溝形鋼として一般的な厚みは2.3です。スパンが長く、強度や剛性を必要とする場合は3.2とします。
薄板は「うすいた」と読みます。そのままの意味で、厚みが薄い板のことです。また、厚板は「あついた」と読みます。
薄板を溶接することはできません。
薄板は3mm未満の鋼板です。溶接は、溶接棒と鋼材の一部を溶かして一体化する接合方法です。薄板は厚みが薄いので、熱により鋼板がすべて溶けてしまいます。
よって薄板の接合はボルト接合が基本です(ボルトとは、普通ボルトのこと。高力ボルトでは無い)。
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薄板と厚板の違いは、鋼板の厚みの違いです。下記に違いを示しました。
・薄板 ⇒3mm未満の鋼板
・厚板 ⇒6mm以上の鋼板
また構造的な違いは下記です。
・薄板 ⇒外壁や天井の下地材で用いる
・厚板 ⇒柱や梁など構造部材として用いる
但し、住宅メーカーでは薄板による軽量鉄骨を主柱、主梁として使うことがあります。薄板は構造的な不安があるものの、実験により問題ないことを確認して、構造部材として使う場合もあるのです。
薄板は厚みが薄いので、大きな力を負担できません。よって、比較的作用する力が小さい、壁や天井、屋根の下地材として使います。壁の下地材を、胴縁といいます。※胴縁については下記の記事が参考になります。
屋根の下地材を母屋といいます。※母屋は下記が参考になります。
混同しやすい用語
厚板
厚み6mm以上の鋼板で、柱や梁などの構造部材に使います。
薄板が厚み3mm未満で下地材として使われるのに対して、厚板は構造部材に使われ、溶接接合も可能です。
薄板・中板・厚板の厚み区分と用途を整理した表を示します。
| 種類 | 厚み | 主な用途 |
|---|---|---|
| 薄板 | 3mm未満 | 壁・天井・屋根の下地材(溶接不可) |
| 中板 | 3mm以上6mm未満 | 軽量鉄骨など中小規模部材 |
| 厚板 | 6mm以上 | 柱・梁などの構造部材 |
今回は薄板について説明しました。薄板の意味が理解頂けたと思います。薄板の用途、溶接性を理解してください。建築物には、薄板の鋼材をよく使います。耐力が小さいので、使いどころを間違えないよう注意しましょう。
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試験での問われ方|管理人の一言
建築士試験では薄板・中板・厚板の厚みの区分(3mm未満、3〜6mm未満、6mm以上)と用途の違いが問われます。薄板は溶接不可という点も頻出です。