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溶接姿勢とは?1分でわかる意味、読み方、立向き、横向き、難易度

この記事の要点

溶接姿勢とは溶接作業時の鋼材に対する姿勢であり、下向き・横向き・立向き・上向きの4種類がある。

上向き溶接は難易度が最も高く欠陥が生じやすいため、施工計画では可能な限り避けることが重要であり、下向き溶接が最も安定した品質を確保できる。

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溶接姿勢とは、鋼材を溶接するときの姿勢を意味します。下向き、横向き、立向き、上向き姿勢があります。上向き姿勢が最も難易度が高い溶接姿勢です。逆に、下向き姿勢が最も簡単な姿勢です。今回は、溶接姿勢の意味、読み方、立向き、横向き姿勢と難易度について説明します。※溶接の意味は、下記の記事が参考になります。

溶接の種類と、隅肉溶接、突き合わせ溶接の特徴

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溶接姿勢とは?

溶接姿勢とは、鋼材を溶接するときの姿勢です。溶接姿勢には、下記の種類があります。なお、下記すべての姿勢を「全姿勢」といいます。


下向き姿勢

横向き姿勢

立向き姿勢

上向き姿勢


下向き姿勢とは、顔を下に向けた姿勢で行います。私たちは、普段から下を向いての作業に慣れています。よって、最も簡単な作業姿勢です。逆に、上向き姿勢は顔を上に向けた姿勢です。


慣れない姿勢なので、最も難易度が高いです。また、溶接作業中に、重力の影響で火花が落ちてくることもあります。

溶接姿勢の読み方

溶接姿勢は、「ようせつしせい」と読みます。その他、関係する用語の読み方は下記です。


下向き姿勢 ⇒ したむきしせい

横向き姿勢 ⇒ よこむきしせい

立向き姿勢 ⇒ たてむきしせい

上向き姿勢 ⇒ うえむきしせい

溶接と立向き姿勢、横向き姿勢、下向き姿勢

溶接姿勢の種類は、4つありました。下図をみてください。これが下向き姿勢です。

下向き姿勢

顔が下を向いた状態で溶接をします。上向き姿勢は、顔を上に向けた状態で行います。人は普段の生活で、上を向くことは少ないですね。頭に血が上りますし、作業性は悪いです。

上向き姿勢

立向き姿勢は、縦方向に溶接棒を動かす(溶接を行う)姿勢です。下図に立向き姿勢を示します。

立向き姿勢

横向き姿勢は、横方向に溶接棒を動かす(溶接を行う)姿勢です。下図に横向き姿勢を示します。

横向き姿勢

溶接姿勢と難易度

溶接姿勢の難易度は、下向きが最も簡単です。上向きが最も難易度が高くなります。下記に、溶接姿勢の種類を、難易度の順に示しました。


下向き姿勢

横向き姿勢

立向き姿勢

上向き姿勢


上向き溶接は可能な限り避けます。特に現場溶接では、上向き溶接は避けてください。なお、工場では、回転冶具を用いて、下向き溶接となるよう調整されます(下向きとなるよう、溶接カ所を回転してあわせる)。


杭が長尺になると継手が必要です。鋼管杭の場合、溶接継手を行う場合も多いです。ただし、鋼管の溶接は難易度が高く、杭の溶接は、現場溶接になるため注意が必要です。※鋼管杭は、下記の記事が参考になります。

鋼管杭とは?1分でわかる意味、特徴、施工方法、メーカーの種類

混同しやすい用語

立向き溶接の上進と下進

立向き溶接には上から下に向かって溶接する「下進溶接」と、下から上に向かう「上進溶接」があり、どちらも「立向き」という点で混同されやすい。

上進溶接は溶融金属が垂れにくく安定しているため標準的に使用され、下進溶接は速度は上がるが欠陥が生じやすいという違いがある。

試験での問われ方|管理人の一言

一級建築士試験では、溶接姿勢の難易度順と上向き溶接が最難関である点が出題される。「上向き溶接は欠陥が最も生じやすい」という事実と、その対策(施工計画での回避)を押さえておこう。

溶接姿勢を整理した表を示します。

項目内容備考
下向き溶接最も安定した品質が得られる難易度が最も低い
上向き溶接欠陥が最も生じやすい可能な限り避けることが望ましい
立向き・横向き下向きと上向きの中間の難易度上進溶接が標準的に使用される

まとめ

今回は溶接姿勢について説明しました。意味が理解頂けたと思います。溶接姿勢は、鋼材を溶接するときの姿勢です。下向き、横向き、立向き、上向きの4種類があります。各姿勢の特徴を理解しましょう。上向き姿勢は、特に難易度が高い溶接姿勢です。可能な限り避けるよう注意したいですね。下記の記事も併せて参考にしてください。

溶接の種類と、隅肉溶接、突き合わせ溶接の特徴

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